徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 日本炭鉱労働組合バッジ(2種)

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2005年6月1日にスタートした当ブログもなんと今年で6年目。今日はそのバースディ。
ちなみに、今日は徽章の日でもある。

いつでもやめてやらあ、と投げやりな気持ちで始めた後も、「こんなブログはいらない」の見本みたいなモノをアップし続け、とうとうここまで来てしまったという感じ。
「徽章はバッジにしてピン」というタイトルもただ意味不明というほかなく、変更したいのは山々だけどもはや取り返しがつかないのでどうしようもありません。

当ブログの記念すべき最初の一枚はなぜか、北京で入手した1956年製の日本炭鉱労働組合(炭労)バッジであった。
今日は、その1枚と共に、炭労結成30周年記念バッジを並べてみた。
左が1956年製、右が30周年記念バッジ(=1980年)の炭労バッジである。

1950年に結成された日本炭鉱労働組合は、多くの炭鉱労働者を傘下に大きな影響力を誇ったものの、戦後のエネルギー需要の転換と共に石炭産業自体が衰退、ついに2004年、解散を迎えるに至った。
結成30周年の1980年当時、国内石炭産出量はすでに50年代の4割以下に減少、炭労の活動にも大きな変化があったろう。

バッジだが、6年前は、「石炭を表す黒い菱形マークを中心に、ライトを装着したヘルメット姿のつけた4人の人間が手をつないでいる図」などとあらぬ事を書いてしまったので訂正する。
中央の黒いひし形は、周囲の4人の炭鉱夫のヘッドライトが交叉した様子である。
おもしろいのは、30周年記念バッジでもこのデザインを踏襲していることで、ただし「炭労」の文字が「Tanro」となぜかローマ字表記に変わっている。個人的には、漢字表記の方がインパクトがあって好ましいように思うのだけど。

・・・というわけで、今回はちょっと過去記事を振り返ってみた。
今後ともどうぞよろしく。