今日10月10日は中華民国の建国記念日双十節だが、1911年の辛亥革命から100年目を迎える特別な日である。台湾では中華民国暦を使い続けているので、変えるキッカケのないままついに民国100年となってしまい、この「元号」は当分続くのであろう。
さて、せっかくなのでそんな記念の日に因んだモノを紹介しよう。
「独立勲章」である。
えっ、これが勲章なの?とつい思ってしまうところだが、そう書いてあるので仕方がない。何年も前に北京の中国人コレクターから入手したモノで、初めて見たときからなんだこりゃあ・・・と思っていた。が、革命の時代を感じさせる雰囲気に一目惚れして購入したものだ。
中央の「湘」は、現湖南省を指す。
「独立勲章」である。
えっ、これが勲章なの?とつい思ってしまうところだが、そう書いてあるので仕方がない。何年も前に北京の中国人コレクターから入手したモノで、初めて見たときからなんだこりゃあ・・・と思っていた。が、革命の時代を感じさせる雰囲気に一目惚れして購入したものだ。
中央の「湘」は、現湖南省を指す。
勲章をよく見てみよう。周囲についた上下5対左右4対、計18個の突起が付いている。これは革命軍旗に定められた鉄血十八星旗同様、全国の18省を表しているのだろう。剥落が多いが、鮮やかな七宝で彩られており、当時はかなりハデな勲章であったろう。
元々は上部には何らかの綬(リボン)がついて、胸に佩用するようになっていたのだろうが、どのような綬がついていたかは全く不明。この勲章については、写真すら見たことがなく、現物これ1個しか見たことがないからである。
元々は上部には何らかの綬(リボン)がついて、胸に佩用するようになっていたのだろうが、どのような綬がついていたかは全く不明。この勲章については、写真すら見たことがなく、現物これ1個しか見たことがないからである。
裏面には「長沙余太華」と長沙市のメーカー刻印らしきものが打たれている。本体は薄めの銀板で、ツクリ自体はかなり原始的な印象を受ける。
中華民国政府が定めた中国の勲章は、なぜか決まって勲章の名称が、その裏面に書かれている(例外有り)。この特徴は中華人民共和国になっても引き継がれている。わかれなければ勲章の裏を見ればいいので、非常にわかりやすい。
一方、わが日本の勲章では、旭日章だの瑞宝章だのとは絶対書かれないのである(名称は箱にしか書いていない)。
一方、わが日本の勲章では、旭日章だの瑞宝章だのとは絶対書かれないのである(名称は箱にしか書いていない)。