徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

北朝鮮 金日成・金正日バッジ

イメージ 1

今日のネタはこれしかないだろう、という感じ。

突然の発表には驚いた。第1報を聞いたときには、もしかしてまたデマ?とも思った。だが今度こそ、北朝鮮公式発表だ。金正日が、ついに死んだ
さて、今後はどうなるのだろう。困難な国の舵取りを、カリスマもなければ実績も体制も整わない若い後継者がやってのけられるとはとても思えず、まあ名目上の指導者を集団指導体制が支える、というのが予想としては妥当なところだろう。

さて、北朝鮮は、金日成金正日時代、60年以上にわたって独自の徽章文化を築いてきた、といえよう。特に70年代以降は、最高指導者への崇拝を高めるためのアイテムとして、バッジが用いられてきた。国民がそろいもそろって指導者の肖像バッジをつけている国など、ほかにないのではないか。中国の文化大革命時代の影響を受けたものだが、中国で毛沢東バッジの使用が実質数年で終わったのに比べ、北朝鮮では何十年にもわたって今も続いているのだ。客観的に見れば、極めて奇妙な光景である。

今日のバッジは、金日成金正日親子のバッジ、3点である。
2代目亡き後、3代目のバッジがどうなるか、いよいよ気になるところである。

【関連の既出項目】
金正日バッジ1
金正日バッジ2