徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 「自主憲法制定大阪府民会議」バッジ

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2005年6月1日からスタートした当ブログ「徽章はバッジにしてピン」。なんでこんなタイトルにしてしまったんだか・・・と今さら変えるわけにも行かない意味不明なタイトルを後悔しながら細々と続けてきて、もうすぐ7年。今日やっと1000回目の投稿となる。ローペースながら、まあよくやったよねと思うが、これは自己満足感というよりも半ば呆れているといった方が近い。
まあこれからも細々とやっていくのであろう。みなさま、どうぞよろしく。

さて、せっかくのゴールデンウイークも今日は一日本降りの雨。家でゴロゴロするのももったいないような気もするがかといって他にすることがあるわけでもなし、テレビをつけたら護憲運動、改憲運動のニュースをやっている。おお、そういや今日は憲法記念日だったかいな。

というわけで今日の一枚は憲法がらみのモノ。どう見ても左派系のバッジが多い当ブログだが、今日は改憲派のバッジである。
十六葉菊菱の中央に「憲」。裏面には、「自主憲法制定大阪府民会議」とある。
菊紋に自主憲法、ともうお決まりの保守派バッジだ。なんで菊菱紋なのか、意味があるかどうかよくわからない。
この「自主憲法制定大阪府民会議」というのがどういう組織なのか全くわからず、まあ大阪の保守系組織なんでしょうねえと想像するほかない。「府民会議」や「国民会議」など、本流意識の強い名前をつけたがるのも保守系組織の特徴だ。「憲法改正」ではなく、「自主憲法制定」というのも時代がかって見える。最近の改憲派は、あまり自主憲法制定といわない気がする。

バッジの出来は非常によい。純銀に金張り、よく見ても高級感ある仕上がりとなっている。このバッジが作られた年代が定かでないのが残念だが、少なくとも最近のモノではない。護憲、改憲の議論の中身も、今も昔も基本的には変わっていない。この護憲・改憲議論が持ち上がる度に、内容の是非よりも、議論自体に飽きてしまったというのが一般的な感じ方になってしまっている気がする。結局、議論は大して盛り上がることもなく、うやむやのうちに過ぎていくのである。結局、国民的な関心が高くないせいだだろう。それに尽きる。
このバッジの「自主憲法制定大阪府民会議」も、どのような成果を上げその後どうなったのだろう。世間の憲法への無関心に埋没してしまったか。それとも形を変えながら現在も存続しているのか。これだけきちんとしたバッジをわざわざ作製するあたり、それなりの力量を感じるのだが。