徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 日本ホッケー協会バッジ

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以前から不調気味だったパソコンがついにどうにもならなくなって、ニューマシンに更新することになった。まあ10年近く苦楽を共にした機械だったので、そろそろ限界ということだろう。
新しいパソコンの調整もやっと終わり、こうしてブログも再開できるというわけだ。

さて、前回からまたずいぶん間が開いてしまったが、特に新しいネタがそんなにあるわけでもないので今日はこれでも紹介しよう。

日本ホッケー協会のバッジである。

これ自体がどうというわけでもないのだが、覚えているだろうか、2014年夏に開催された韓国仁川アジア大会で、このバッジをめぐる騒動があったことを。
(【既出の関連項目】を参照)

2014年9月20日朝日新聞(ネット版)は次のように報じた。
仁川(インチョン)アジア大会に出場するホッケーの日本男子選手が、韓国の女子高校生に日本ホッケー協会のバッジを渡したことが、問題視された。2本のスティックの下に太陽を描いた協会のバッジのデザインが、旭日(きょくじつ)旗を連想させたという。交流を図ろうとした行為が思わぬ反発を招いたことに、関係者は困惑している。

最近では例の慰安婦少女像をめぐって日韓の軋轢が高まっているが、このホッケーバッジのニュースにはこれはひどいと思った。
普通なら、日本代表の選手と現地女子高生のほほえましい交流のワンシーンではないか。日本人選手が旭日章入りバッジを韓国人に渡したことを、認識不足と責める気には、私はとてもならないのだ。
まったく、関係者が困惑したのももっともとしかいいようがない

こと日本に関することとなると途端に偏狭な態度をとる韓国に対して、日本ではどんどん対韓国感情が悪化しているように見える。

まあ、ここはバッジのブログなので、その騒動の発端となった同バッジが気になっていた。その現物が手に入ったので紹介しよう。
うーむ、こうしてマジマジと見ても、これがどうしてそこまで問題にされねばならなかったのだろうか・・・という気分になる。

記事にあるように、ホッケーのスティックとその間に旭日マークが描かれ、その下に「J.H.A.日本ホッケー協会)」とある。三角形型にしてあるのは、富士山を意識しているような気もする。
このバッジは七宝仕上げで裏面はねじ止め式となっていて、最近のものではなさそうだ。

平昌オリンピックまであと1年になってしまった。この騒動の報道を見て、まあ2018年までには日韓関係ももう少し落ち着くだろう、と漠然と思っていたのだが、それどころか・・・である。やれやれ。