徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 大阪オリンピック招致運動バッジ(2008年大会)

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さあ、2020年のオリンピック開催、東京は招致に成功するかどうか。前回に続き名乗りを上げた東京、さて今度はどうだろう?
実は、ごくごく個人的理由で、私は東京オリンピックを応援しているのだけど。

相手がマドリードイスタンブール。この前ロンドンで開催されたばかりだから、地域順からいうとアジア=東京の勝ち目もありそうに思える。国民の支持率が高いとはいえ、トルコも諸問題を抱えており、これまでの国際大会の実績などからしても、けっこういけそうな気もするんだがなあ。

1964年の東京オリンピック以降、夏の大会は日本では一度も行われていない。その後開催に名乗りを上げた名古屋はソウルに負け(1988年大会)、大阪は北京に負け(2008年大会)、2度目を目指す東京はリオデジャネイロに負けた(2016年大会)。
なんかもう、主要都市負け続けという感じだ。ほかにもあったっけ?

名古屋なんかもう、完全に勝ちを意識していたところがソウルに負けてしまい、ちょっとした一大事件であった。その後も長く名古屋人に大きなトラウマを残したとされる。

名古屋の敗北も惨めだったが、大阪のそれも決して名古屋に劣っていない気がする。
すでに最終選考時にはほぼ敗北が決まっており、立候補を取り下げるかどうかとなっても、最後のチャンスに賭けると、意地で選考に臨むも、結果は当然のごとく最下位落選。あのニュース、私はいまだに印象深い。いろんな人や金や権力総掛かりとなった招致レース、意地でも引き下がるわけにはいかないのだな・・・と、情けなくもあり、うら悲しくもあった。

今日の一枚は、大阪敗北の記念品みたいなもんだ。
オリンピックの桜の花弁に彩り、その桜は大阪の「大」の字を描いているのだそうだ。
オリンピックを大阪に!」のスローガンが、今やむなしい。

もう名古屋も大阪も、当分はあの敗北から抜け出せまい。その点東京は、不思議と2016年大会の落選にもそう大きなダメージを受けていないように見える。何度かチャレンジしなきゃムリだよという雰囲気があるようだ。
2020年大会の開催地最終選考は今年秋だったか。東京オリンピック招致バッジも世間ではよく見かけるが、勝利の記念品となるか、敗北の思い出となるか。今回はいい勝負だと思うけど。