それまで激しいシェア争いを演じていた郵便汽船三菱会社と共同運輸会社が、明治18年に合併、日本郵船が誕生した。2本の赤線は、その2社を象徴しているそうだ。横線として描かれているのは、「航路が世界を横断するという決意」を表したものという(公式サイトより)。
白地の赤というコントラストは、形こそ違うものの、わが国の国旗を連想させる。
白地の赤というコントラストは、形こそ違うものの、わが国の国旗を連想させる。
このバッジは、バタフライ型に開く金具が付いた形状で、最近のモノではない。少なくとも昭和初期以前の製作である。
バッジ裏面には何も書かれておらず、正体は不明ながら、船会社などではどうも社旗をそのままの形で公式の社員章として使う例が多いようなので、これも日本郵船の社員章と見て間違いないだろう。
バッジ裏面には何も書かれておらず、正体は不明ながら、船会社などではどうも社旗をそのままの形で公式の社員章として使う例が多いようなので、これも日本郵船の社員章と見て間違いないだろう。
旗竿と旗の間がちゃんと透かし彫りになっているあたり、些細なことながら丁寧な作業に感じる。