徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

第78回東京インターナショナル・ギフトショーにバッジを見にいく!(その1)

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第78回東京インターナショナル・ギフトショー」なる展示会に(夏休み消化を兼ねて)行ってきた。もちろん初めてのことだ。始めてどころか、最近まで存在すら知らなかったのだが。

場所は東京ビッグサイト
どんな展示会か、一言ではちょっと説明できないが、「日本全国、世界各国から集まる“心ワクワク、感動と驚き”の『遊び心を伝えるデザインギフト』『遊び心の集まる売り場』の全てがここに!」とキャッチにあるように、文房具から玩具、日常雑貨から電気用品に至るまで、さまざまな「遊び心」あるアイテムの展示会なのである。毎年春と秋に開催されているらしい。

9月3,4,5日の3日間にわたって開催され、出展企業2,500社、総来場者数約200,000人という巨大展示会である。会場はそれはもう広い広い。全部は回りきれないので、おもしろそうなところだけ回ってきた。普通ではお目にかかれないような新商品は見られるのはもちろんのこと、いろんな試供品をもらえたりするのも楽しい。(場内写真撮影禁止なのが残念だった)

そして、お目当ては国内外のバッジメーカー。事前にチェックすると、十数カ所もあるではないか。

私は初日開場時に行ってみた。人が多くて、入場するまでに意外なほど時間がかかってしまった。
事前に会場マップをチェックして、バッジメーカーのブース見落とさないように回ってみた。もっとも、会場内にはいろいろとおもしろそうなグッズが多数並んでいて見ていて飽きない。

さて、バッジメーカーといっても、カンバッジ作成機を売っているところ、受注生産を行っているところ、様々なパターンがあっておもしろかった。
また、バッジの仕上げ方や材質はさまざまで、当然それによって制作費は大きく異なる。そういうバッジの製法についてもメーカーの人に聞くことができて、勉強になる。

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こちらは長野市のメーカーのチラシ、「有限会社BIG WAVE」。生産自体は中国工場で行っているらしい。やっぱり最近はそういうパターンが多いんだろうなあ・・・。
「働くおにぎり波太郎先輩とその仲間」、というのはどうもオリジナルキャラらしい。「好きなのをお一つどうぞ」と来場者に呼びかけていたので、私もひとつもらってきた。
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えびテンちゃん」バッジだ(どういうキャラだかは知らない)。
えびテンちゃんバッジは、スタンププレス製法で作られているらしい。
スタンププレス方法とは、「金属板に方をプレスし、できた凹みにエナメル塗料で色づけします。金属板の凹凸がエッチング加工に比べ深いため、立体感があります。」なのだそうだ。
よく見ると、表面にはさらにエポキシコーティングが施され、なめらかな仕上がりとなっている。

ブース内の壁にはいろんなバッジが飾ってあって、中には売り物になっているものも。
すみませんが、これは?と尋ねると、「もう終わったイベントですから・・・よかったらサンプルにどうぞ」ということで、遠慮なくいただいた。
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長野技能五輪アビリンピック2012」のキャラクター、「わざまる」バッジだ。バッジもいくつかセットになっていると何となく楽しい。本当はその他にも色々あってもっと欲しかったのだが、いくらなんでも図々しすぎる。我慢してそれだけにしておいた。

「わざまる」バッジは、どうやら「疑似七宝」仕上げのようだ。スタンププレスよりも高級な仕上げ方で、金属板をプレスしてエナメル塗料で色づけするところは一緒だが、最後に表面を研磨して全体をなめらかに仕上げる。このため、バッジ表面は鏡のように平らに美しく仕上がるのである。

その他にも色々ブースあったのだけれど、いやあ、すっかり楽しんでしまった(笑)。
この話、もう一回続きます。