徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 大阪市会議員之章

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先週末に行われた大阪都構想」の住民投票、一体どうなるかと関心を持ってみていた。これまでで最大規模の住民投票だっただけに、マスコミの注目度も高かった。

こういう住民生活に密接に関係する選挙では、多くの人は保守的な選択をするものだ。それに橋下流政治手法への反感もあるだろうから、結果は反対多数だろう、と私は予想していた。
実際その通りになったのだが、賛成と反対の差は極めてわずかだったのが意外だった。ある意味、大阪の社会的閉塞感はそこまで深刻なのかとも思った。

もっとも、住民投票で争われたのは大阪都になる話でもなんでもなく、実際には大阪市から特別市への再編なのだが。

これまで大阪都構想実現を最大の目標に掲げた橋下市長は、政界からの引退を表明。記者会見ではやけ気味の笑顔を見せていたが、投票結果が僅差だけに、内心は悔しさでいっぱいだったことだろう。
政治的ケンカ上手と市民からの人気を自認していた彼は、きっと住民投票にさえ持ち込めれば勝てると踏んでいたのかもしれない。それが裏切られたのだからどうしようもない。「叩きつぶそうとしてつぶされたのはこっち」という発言に、その気持ちがにじんでいるように感じた。

大阪市は生き延びることとなった。大阪都構想が否決されたからといって問題が解決するわけでもない。特別区への再編が決まっても、問題が解決するわけでないのと同様に。

私は大阪が好きなので、大阪市が残ったことは、個人的にうれしい。澪標(みおつくし)の市章も、存続することができたわけである。

というわけで、大阪市議会の議員章。時代により様々なタイプがある。ザブトンの色が緑色のタイプである。