徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 仁川アジア大会で政治問題? 日本ホッケー協会バッジ

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韓国の仁川でアジア大会が開幕したところだが、先日ネットで変なニュースを見つけた。
日本のホッケー選手が渡したバッジが問題になっているというのだ。

朝日新聞の報じるところによると、
仁川(インチョン)アジア大会に出場するホッケーの日本男子選手が、韓国の女子高校生に日本ホッケー協会のバッジを渡したことが、問題視された。2本のスティックの下に太陽を描いた協会のバッジのデザインが、旭日(きょくじつ)旗を連想させたという。交流を図ろうとした行為が思わぬ反発を招いたことに、関係者は困惑している。」(9月20日、ネット版)

では、その「日本ホッケー協会のバッジ」のデザインがいかなるものかというと、画像の左側のシンボルがそれである。「JHA」とは、「Japan Hockey Association」のイニシャル。旭日旗を連想させるというか、まあ旭日のデザインだよね。
このバッジ自体は残念ながら手元にないが、私は現物を見たことがある。一目見て、ああ、あのバッジか、と思い当たった。

練習場で、どのような状況でバッジをあげたのか、そこまで伝えている記事はないので詳細は不明だが、想像するに、その場はきっと友好的な雰囲気の中で、若い選手たちがその場にいた女子高生たちにバッジをプレゼントしたのではないか。
国際大会へおもむく選手たちは、国際親善という使命も帯びている。日本へ悪印象を広めるようなことをしてはならないのだ。だからホッケーの選手もプレゼント用にバッジをいくつも持っていたのだろう。
普通ならスポーツを巡る微笑ましい交流の一コマで済む話だ。

どうも韓国では旭日旗がいけないというより、旭日デザインの存在自体を殲滅せずにはおけないという風潮になっているようで、「関係者は困惑している」と記事で伝えているとおり、いきなりこんなこと言われりゃ誰だって困惑するほかない。
朝日新聞の社旗やマケドニア共和国の国旗は問題にならないのだろうか、とふと疑問に思う。

一部の韓国人が日本に対して(誤解と妄想に基づいて)変なことを言いたてるのは、建国以来変わらないので、われわれ日本人が今さら驚くことは全くない。個人的には、近代以来の韓国の歴史を見れば、日本への反発心は無理からぬこととも思っている。

しかし、そんな私ですら、どうも最近韓国はちょっとどうかしているのではないかという気にもなる。
ごく一部の女子高生が教師に告げ口するのは、まあそんなこともあるだろう。だが、学校がそれを問題として大会組織委員会に報告し、組織委員会もこれを取り上げ、現地マスコミが報道し・・・まったくみんなそんなにヒマなのか。

せめてもうちょっと大会ホスト国としての度量というものを期待してはいけないものか。
大丈夫なのだろうか、平昌冬季五輪は。あと3年半しかないのだが。