徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 第18回オリンピック東京大会選手村開村記念(田崎真珠)

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ずいぶんこのブログもご無沙汰になってしまったもので、今年度の投稿はなんとこれが初となる。
この前知り合いから、ブログもうやめちゃったの?と聞かれたほどだ。
いやいや、やめてなどいない。ただどうも今年度はいきなり大混乱から始まったので、ブログに向かう心のゆとりがなかっただけのことだ。

さて、今日のネタはオリンピック。相変わらず2020年東京大会の開催準備にあたっては問題が山積のようだが、思えば開催まで3年ほどしかないのである。ホントこれ、どうなっちゃうんだろう?という気になろうというものだ。

今日のバッジは、前回1964年の東京大会の記念品である。
箱のふたの裏に、「第18回オリンピック東京大会選手村開村記念」「Tasaki Pearl」とある。ミキモトにならんで有名な田崎真珠店製である。現在は真珠というよりもダイヤモンドなどの宝飾品のほうが有名かもしれない。公式サイトの沿革によると、2009年からブランド名は「田崎真珠」ではなく、「TASAKI」になっている。

このバッジは、オリンピックの五輪シンボルの輪の中に一つずつ真珠をはめ込んだもので、「選手村開村記念」というからには、選手村などでお土産物として販売されていたものかもしれない。

御木本幸吉の世界初真珠養殖の成功と、そのブランドの確立により、かつて日本は真珠の生産国として有名だったのである。
現在、日本といえば真珠、という連想をする人がどれだけいるだろうか。2020年のオリンピックで、真珠を用いた記念品が果たして作られるだろうか。
時代は変わったなあ、と感じる。