徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

中国 抗美援朝保家衛国バッジ(朝鮮戦争)

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北朝鮮の挑発的な核・ミサイル開発に、世界中が引っ掻き回されている。結局のところ、世界の大国すら無視できず、アメリカさえも直接交渉すべきではないかという意見も出てくるようでは、ある意味瀬戸際外交もここに極まったとも思える。

中国も最大の影響国として有利に利用するつもりが、アメリカからは責められ、北朝鮮からは反発され、もう散々な状況である。実際問題、金正恩率いる北朝鮮も、朝鮮戦争の同盟国として中国への敬意を抱きつづけていることはないだろう。

今日の一枚は、朝鮮戦争時代の中国のバッジである。平和の白鳩にスローガン「抗美援朝・保家衛国」とある。「保家衛国」というのは、字のとおり「家を保ち国を守る」ことだが、当時このスローガンは「抗美援朝」としばしば対になって用いられた。
朝鮮への支援戦争は、朝鮮半島の問題ではなく、自国の安定と平和のための戦いなのだという意義を主張しているのだろう。

このバッジが何のバッジかよくわからないが、裏面にはなぜか4桁のシリアルナンバーが刻印されている。