不思議なことに、アメリカ人というのは実に自国の国旗が大好きのようだ。人工国家としてのシンボルがそこに集約されているかのように。自国を「States」と呼ぶ感覚も、日本にはないものを感じる。ちょっと語弊があるかもしれないが、北朝鮮が自国を「共和国」と呼ぶセンスに通じるような気がする。
9.11テロ事件の後、アメリカ中に国旗が満ちた光景は、とても印象的だった。アメリカイズムの象徴は、なによりもまず星条旗なのだろう。大統領をはじめ、政治家達の胸に、国旗バッジが光るようになったのはあの事件の副産物である。
もっとも、星と縞模様を組み合わせたデザインの旗は、改めて見ても秀逸だと思う。
さて、画像はアメリカ防衛協会のバッジで、おそらく第二次大戦期のものと思われる。イギリス国旗と組み合わせたデザイン。詳細は不明だが、民間の反共団体のようだ。
右翼団体やファシスト系のバッジには、盾型のものが多いような気がするのは気のせいか。
この辺、前から気になってるんだけどいまだに答えが出ません。