しばらく前、クリスティーズのオークションに出品された運慶作「大日如来像」が、14億円もの高額で落札されたというニュースがあった。
出品したのが日本人サラリーマンで、もともとの入手額は推定数十万円程度だったらしいという話にも驚きだったが、落札したのが新宗教団体「真如苑」であったことも話題となった。
さすが宗教団体は金持ってるんだなあと、思った人も多いのではないか。
出品したのが日本人サラリーマンで、もともとの入手額は推定数十万円程度だったらしいという話にも驚きだったが、落札したのが新宗教団体「真如苑」であったことも話題となった。
さすが宗教団体は金持ってるんだなあと、思った人も多いのではないか。
たまたま、「日本の10大新宗教」(島田祐巳著、幻冬舎新書)という本をおもしろく読んでいたところだったので私もこのニュースには関心を持った。著者によると、真如苑は、現在日本の新宗教の中で、創価学会、立正佼成会についで、会員数第3位、現在最も活発に活動している教団とという。
さて、本書によると、日本の新宗教団体はどこも低迷期にあるという。
「新宗教がその勢力を拡大するのは、社会が混乱した状況や過渡期にあるときで、とくに経済発展が著しいときに伸びていく。(中略)高度成長の時代に勢力を拡大した教団も、信仰をいかに下の世代に継承していくかで苦労している。」
という指摘には納得である。オウム事件のマイナスイメージも、まだ大きいだろうしなあ。
「新宗教がその勢力を拡大するのは、社会が混乱した状況や過渡期にあるときで、とくに経済発展が著しいときに伸びていく。(中略)高度成長の時代に勢力を拡大した教団も、信仰をいかに下の世代に継承していくかで苦労している。」
という指摘には納得である。オウム事件のマイナスイメージも、まだ大きいだろうしなあ。
それはともかく、バッジ漁りをしているとけっこう宗教系のモノも目にする。私は、ほとんどの場合手を出すことはしないが、新宗教モノについては多少関心を持っているのでコレクションに収まっている。
画像のバッジのシンボルだが、渋谷にある本部の建物にデカデカと描かれているので、見覚えのある人も多いのではないかと思う。昔はこの宗教団体の存在を知らなかったので、「成長」でなく、「生長」というその表記に違和感を覚えたものだ。宗教団体であることを知ったのはずっと後のことである(その記憶があったのでこのバッジを買うことにしたわけだ)。
これは生長の家のシンボルマークで、太陽・月・星・地球・逆卍・十字・日の丸を融和させたデザイン。「万教帰一」の思想を表すという。
調べてみたら、どうやら「地講」というのは「地方講師」のことであるらしい。試験に合格して任命された布教活動に従事する人らしい。
つまり、このバッジは単に信者のメンバーシップバッジではなく、教団内の役職を示すものなのだ。
バッジは純銀製、七宝仕上げ。裏面には「生長の家」とある。
調べてみたら、どうやら「地講」というのは「地方講師」のことであるらしい。試験に合格して任命された布教活動に従事する人らしい。
つまり、このバッジは単に信者のメンバーシップバッジではなく、教団内の役職を示すものなのだ。
バッジは純銀製、七宝仕上げ。裏面には「生長の家」とある。