徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

アメリカ ゴールドウォーターの大統領選キャンペーンバッジ(1964)

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大統領選の本選挙はまだ先だというのに、ヒラリー・クリントンバラク・オバマによる民主党の候補者選びは大接戦となり、最後の最後までもつれて、ようやくオバマが勝利を収めた。こうも連日候補者戦が報道されたおかげで、えーと、共和党の方は誰になったんだっけ?という気もするが、民主党とすれば絶好の前宣伝ができたという感じじゃないだろうか。
クリントンはまだ敗北宣言を出していないどころか「まだ結論は出さない」などと言っているが、彼女が結論を出そうが出すまいが結果の方はでているわけで、強気の女性だよなあと、こちらとしては改めて感嘆した。まあ、クリントン元大統領も大変だよなあ、あの不倫事件もさては・・・などと深読みするのは、ゲスの勘ぐりと言わねばならず、これ以上は沈黙。

アメリカの大統領選には、多くのキャンペーングッズが作られるが、もちろんバッジも定番アイテムだ。今回も、クリントンオバマ両候補とも、支持を訴えるバッジがたくさん作られた。中には、アンチクリントン・アンチオバマバッジもあり、エゲツないモノから、(しょうもなくて)ちょっと笑ってしまうモノまで、たくさん登場したようだ。
本選挙では、また多くのキャンペーンバッジが作られるのであろう。なんだか、本当にもうお祭りである。

今日の一枚は、1964年の大統領選のモノである。バリー・モリス・ゴールドウォーター(Barry Morris Goldwater)のキャンペーンバッジ
1964年、共和党の候補となったゴールドウォーターは、民主党のリンドン・ベインズ・ジョンソン候補と戦い、アメリカ大統領選史上、最大の差をつけられて完敗したので有名な候補者だ。

バッジは、「Goldwater」の名前に因んでか、金色に塗られている。金色は、選挙戦において、彼のシンボルカラーになっていたようである。
この人、眼鏡をかけた肖像が多いように思うが、このバッジでは眼鏡を外した姿だ。なんとなく、意志の強さを強調した顔つきのように見える。