徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

中国 熱河軍区司令部気象科バッジ

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今日は当ブログの開設記念日。5歳の誕生日を迎えた。
偶然にも、6月1日は「徽章の日」。これはもう、天の采配としか思われない。
なぜ今日が徽章の日かというと、「気象の日」が今日だから、という理由らしい(実にイイカゲンだ)。

そんなわけで、せっかくだから気象関係のバッジでもないかなと探したのだが、こんなものしかなかった。特にこのバッジを買おうと思って買った記憶はなく、まとめて買った中に混じっていたのだろうと思う。

中国人民解放軍のバッジで、「熱河軍区司令部 気象科」とある。中央の星は、軍のシンボルである。軍事では気象状況は極めて重大な要素であり、中国でも軍の組織内に気象情報を扱うセクションが設けられていた。
旧字体が用いられていることから分かるとおり、1955年の軍組織改革前のバッジで、熱河省という地名も同じ年に、河北省、遼寧省内モンゴル自治区に分割されてなくなった。というわけで、おそらくこのバッジも50年代前半のものであることは確実だ。
彩色はペイントで、所々剥落が見られ、裏面には2桁のシリアルナンバーが刻印されている。

何だか素っ気ないバッジだが、それもまた、この時代の軍組織の職員章らしい雰囲気といえよう。


というわけで、また1年生き延びました。今後もお楽しみに。