徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

北朝鮮 アントニオ猪木に親善勲章一級を授与

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菅内閣人事が発表されたり押尾学に判決が下ったり田代まさしが逮捕されたりする昨今、なんじゃこりゃ・・・と思ったのがこのニュース。
第12回平壌国際映画祭祝典に参加するため訪朝していたアントニオ猪木に、親善勲章第一級が授与されたというのだが、たちどころにいくつも疑問が浮かんでしまう。
映画好きの金正日の肝いりの平壌国際映画祭。まだ続いてたんだね・・・イマドキどんな映画がこの映画祭に出品されているだろうか。
それに、何で猪木がこれに参加しているのか?師匠である力道山の関係で、北朝鮮とは縁の深いアントニオ猪木だが、北朝鮮と国際社会が緊迫しているこの状況で、実業家モドキの元プロレスラーが平壌でのんびりと映画祭ねえ・・・
そして、その猪木に勲章を授与する北朝鮮の意図も、サッパリわからん。
その北朝鮮、世界中が注目する中、開く開くと言い続けてきた党代表者会は相変わらず延期されたまま、後継者問題も相変わらず先行き不明。一体何が何なのやら。

それはさておき、猪木がもらった勲章だが、これは一体どんなモノか。
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白黒だが、これが親善勲章だ。

首にかけられた リボンの国旗カラーとその形からも明らかである。なお、猪木が手に持っている茶色の冊子状のモノは授与書であろう。
1985年に制定された勲章で、1級、2級とメダルがある。主に協力事業や経済活動で貢献した外国人に与えられるモノらしい。比較的新しい勲章ということもあるだろうが、コレクターとしては割に入手しづらい勲章である。猪木が授与された第1級というのは、かなりハイクラスの勲章なのかもしれない。
5角星を基調にしたフォームで中央にたいまつが描かれている。

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国体シンボルマーク(昭和22年制定)

ところで、この勲章について、私は昔から疑っていることがある。
これに描かれているたいまつ、わが国の国民体育大会のシンボルマークにあまりにソックリじゃないないだろうか。ちなみに、国体シンボルマークは昭和22年に制定されたモノ。
傾き方といい、うずまく炎の様子といい、偶然というには酷似しすぎており、ひょっとしてパクリなんじゃ・・・ご覧の皆さん、どう思います?
まあ、真相は知るよしもないのだけど・・・。