徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

中国 純金製毛沢東バッジ(現代モノ)

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なぜこんなものを買ったのか、かすかに記憶に残っている。年末の北京、恒例の中国への買い出し旅行が終わって明日はもう帰国となった日、王府井のあたりの宝飾品店で飾られているのを見つけて買ったのだった。
それが画像の純金製の毛沢東バッジだ。
確かあの時はあまり収穫物がなく、残り金がかなりあったのでそんなことをしたのだと思う。
我ながら変な買い物したものだ・・・。

バッジが納められた小袋の中には領収書があり、1999年とある。もう13年も前のことか。
今は金相場が高騰しているが、さて当時の相場は・・・と田中貴金属のサイトを見てみると、
1999年は小売価格で1,190円/g。それが、昨年2012年は4,677円/gである。ほぼ4倍近くも高騰しているのには改めて驚く。
重さはわからないが、直径は26mm以上あり、確か少し奮発してちょっと大きめのを買ったような記憶がある。

しかし、よく見ると60年代以前の毛沢東像とは、やはり少し違うなあと思う。どこかのっぺりした感じで、似ているいないは別として、あまり魅力的な肖像に見えない。だから買うには買ったけど、そのまましまいっぱなしになっていたのである。
裏面には、「永保平安」と書かれているのも、何となく脱力である。革命の領袖も歴史の偉業もあったもんじゃない。ただのお守りである。
肖像に気合いが入っていないのも、要するにそういうことかと何となく納得したりして。