2005-01-01から1年間の記事一覧
私は朝起きるのが遅くて自分でもイヤになるくらいなんだが、今朝ボ~ッとした頭で紅茶を飲みながら新聞を何気なく開いたら、あるコーナーに目がとまった。世界エスペラント協会名誉会員、高槻エスペラント協会長の竹内義一氏が8月に亡くなり、その生涯をし…
ユーゴスラビアのバッジが続きます。 左にレーニン、右にマルクス、そしてその中央はチトー大統領。ソ連から弾劾されようと、その他の共産主義諸国から批判されようと、独自の路線を行ったユーゴスラビアだが、我々こそが真の共産主義の後継者、という自負を…
「ユーゴスラビア人」の創生を目指したチトーだが、彼の亡き後、国内諸民族間で血を血で洗い、憎しみが憎しみを生む内戦が勃発。あの悲惨さを思うと、こうして書いていても胸の中が真っ黒になるような感覚を覚えるくらいだ。 そして、改めてチトーの苦労と絶…
ユーゴのチトーという人物は、実に興味深く、印象的な男だ。社会主義国の最高指導者というと、どうにも非人道的な独裁者というイメージがあるが、チトーの人生はとても魅力的なエピソードに彩られていて、関心をそそられる。 現クロアチアに労働者の息子とし…
「モスクワ、1979」以外の文字はよくわからない・・・まあ共産主義友好国の何らかのイベント記念バッジであろう。 並んだ国旗は、上段左から、キューバ、東ドイツ、ハンガリー、ブルガリア、下段はチェコスロバキア、ソ連、ルーマニア、ポーランド。ユー…
こちらはモンゴルのバッジ。モンゴル革命の父スヘバートル(日本語表記ではスフバートルとも)とレーニンを描いたバッジで、「友好」という意味のことが書いてあるようだ。 レーニン像から放射線状に光線が発せられていて、レーニンの道を我らも進む、という…
レーニンと並んだスターリン像。ごく小さいもので、ごくおとなしいデザイン。周辺を囲む青い七宝が全体に洗練された雰囲気にしている。スターリンバッジは、レーニンバッジほど多くはないが、スターリンが完全に否定された現在でも、残されている数はそれで…
こちらはもう少し古いタイプのレーニンバッジ。演説をするレーニンの全身像。労働者大衆に決起を訴える、おなじみのポーズだ。 レーニンバッジは本当に数が多くて、新しいものは二束三文だが、古くてレアなタイプは数百ドルするモノも珍しくない。
この前新聞で、ロシア政界でレーニンの遺体を埋葬すべきかどうかの議論がわき起こっているというニュースを興味深く読んだ。この議論、実はこれまでも何回も何十回も行われてきた議論で、目新しい話じゃないんだが、今さらながらこの問題がホットな議論を呼…
1級、2級と来て、今日は3級国旗勲章を紹介するが、ちょっと今までのものとは違う。作成時期により、さまざまな型があるのだが、今日のはスクリューバックタイプの古いものである。50年代のものと推定する。(先に紹介した1,2級はピンバックタイプで…
こちらは、2級の国旗勲章。ソ連と同じで、北朝鮮でも勲章は3階級(単一階級もある)が基本となっていて、1級は金・金、2級は金・銀、3級は銀・銀の組み合わせとなっている。 2級は1級より遙かに発行数が多く、3級はさらに多くて、濫発ぶりがしのばれ…
北朝鮮の勲章で、もっとも早く制定されたのが国旗勲章。ナショナルカラーである赤青と五角星を基調とした勲章で、いかにも北朝鮮らしい雰囲気のある勲章だ。1972年に金日成勲章が制定されるまでは最高位の勲章であった。軍服の佩用位置から見ても、今で…
金日成バッジには色んな種類があって、後で機会があったらまとめて紹介しようかと思っていところだが、とりあえずこれは紹介しておこう。 一昔前、金日成バッジといったら丸型の、下に花模様の飾りのあるタイプがよく知られていたが、最近ではあのタイプのバ…
10月10日は、朝鮮労働党の設立記念日でもある。しかも今年は60年目の節目の年で、25年ぶりの党大会も開催される。・・・で、何かおもしろい情報がないかと国際ニュースを注視していたが、なんだか特に目新しい情報もなし。注目の後継者についてもなんの…
紐英崙、というのは、アメリカのニューイングランドのことだろうか(新英倫、紐英倫、等の表記もある)。 アメリカらしいカンバッジタイプ。書かれている文字は「双十国慶 三三周年 紐英崙華僑救国会」、そして建国の父たる孫文先生肖像。 「華僑救国会」の…
今日10月10日は、中国では「双十節」、アジア初の共和国・中華民国の建国記念日となっている。中華民国の建国記念日ではあるが、大陸(中華人民共和国)でも一応この日はめでたい日である。 というわけで、このめでたい日にちなんで、孫文先生のバッジを…
昨日発生した地震、パキスタンを中心に大きな被害となっている模様だが(死者1万人超)、発生地がカシミール地方というのが、またなんとも困ったところだ。 カシミールは、1947年のパキスタンの分離独立以来、インドとパキスタンが領有権を巡って延々と…
パキスタンで大規模な地震があったようだ。 今年はなんだか大規模災害が多いような気がするが、以後の情報に注目。日本人にも被害者が出た模様。だいぶ被害となりそうな情報もある。 しかも発生地がカシミール地方?こりゃまた微妙な・・・
今日は10月革命の記念日、ということでこのバッジ。 ソ連のではなく、中国製の10月革命記念バッジだ。レーニンの頭像と「慶祝十月革命 四十周年」の文字。 10月革命から40周年の記念といえば、これが発行されたのは1957年の10月なのだろう。 …
ソ連時代のバッジは、本当に量も種類もたくさんあって、集める気がしなくなるほど。個人的好みとしては、あんまり惹かれないというのが正直なところ。この辺、やっぱり合う・合わないというのがあるんだよなあ、コレクションというのは。 ・・・が、それでも…
さて、金親子のバッジの原型として、ソ連のバッジがある。ソ連では、革命の父レーニンのあとをついだスターリンはレーニンの権威を最大限に活かすため、自らとレーニンの肖像を並べて描せた。 この革命30周年記念バッジもまさにそうで、レーニンと軍服を着…
前回と同じバッジだが、実はこちらはフェイク。比べてみると分かるが、大きさや全体的な形はそっくりなものの、やはり細部はかなりいいかげんな作りである。 特に肖像は細かいところがぼやけてしまい、色も不鮮明。また周囲にも隙間が見えるなど雑な感じが漂…
北朝鮮ウォッチャーの視線が、ここに来て急に熱を帯びてきている。 というのは、来週の10月10日は北朝鮮労働党の創立60周年の記念日なのだが、金正日がついに後継 者を発表するのではないかと目されているからだ。 実は、朝鮮労働党大会は、1980年…
中国国慶節バッジは色々あるのだが、今日は建国10周年のバッジを紹介する。 上に描かれているのは平和の鳩、中央は国章。下には「1949-1959」とある。小ぶりなバッジだが、白地に赤の七宝と金メッキのコントラストが全体として柔らかいイメージを…
ちょっと中国モノが続いていますね。 今日10月1日は、中華人民共和国の建国記念日。今年で56回目になる。 1949年10月1日、中国共産党主席の毛沢東は、北京の天安門上から中華人民共和国の成立を宣言したのであった。もっとも、大勢は決したとは…
ついでなのでもうひとつ儒教関係。「山東孔道会」なる儒教組織の徽章。裏面にはシリアルナンバーが刻印されている。ツクリはなかなか良い。 縦60mm近くもあって、かなり大きい部類にはいるだろう。全体の形は、中国の古い徽章にたまに見かける吊り鐘型。描か…
手元に何枚か孔子関連バッジがあるので紹介しよう。 こちらはきれいに七宝で彩色されたなんだか可愛らしい孔子様。製作時代は中華民国期のものである。 「至聖先師」とは、孔子に対する尊称。 裏面には、「礼教 朝陽宣講 総会会員」とあって、中央に大きく「…
表面には、「会員章 孔聖肖像」、裏面には「恭祝降生二千五百年 孔聖会会員章」とある。 肖像は、もちろん孔子の肖像である。なんだかヒゲだらけでシワだらけでちょっとコワイ肖像だ。こんな顔だったっけな・・・と思い出してみるが、まあ孔子を崇める人たち…
本当はまだまだファランヘ党関連バッジはあるんだが、だんだん飽きてきたのでこの辺にしておこう。そのうちまた始めるかもしれませんけど・・・ 今回は、ファランヘ党のメダルというか、ペンダントトップというか・・・きれいな銀製のシンボル。それなりに時…
ファランヘ党に参加したスペインのファシスト達も、よその国と同様、自らの天下を取るまでは政治的迫害や圧迫を受ける立場にあったのであった。短い寿命であった左派連合政権・人民戦線側からは政治的圧迫を受けることとなった。フランコもこの時期、カナリ…