徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

アメリカ・カナダ

アメリカ 外国戦争在郷軍人会

個人的好みの問題なので、善し悪しを決めつけられるものではないが、アメリカの勲章の魅力のなさときたらどうであろう。 どれがダメだというのではない。申し訳ないが、全部ダメとしかいいようがないのだ、私にとっては。ひとつやふたつ、これはイイかもと思…

アメリカ オッド・フェローズのバッジ

アメリカの秘密結社、オッド・フェローズバッジその3。 これまでも紹介してきたように、この結社のシンボルは3つの鎖の環であり、関連バッジには必ずといっていいほど描かれている。 一方、形を描くのではなく、そのものをバッジにしたのがが今日紹介する…

アメリカ オッド・フェローズのバッジ

「Odd Fellows」という結社の名を、「変なヤツ」という意味だと思いこんでいた私は、昨日偶然見つけた本により、正しくは「宣誓する人」であることを知った。 実は、オッド・フェローズのバッジは、私の好みに合うのでけっこうたくさんもっているのだが、す…

アメリカ オッド・フェローズのメンバーバッジ

画像を見て、いっぱつで正体がわかった人はスゴイ。 3つの鎖の環と「FLT」のイニシャル。ひと目見たときから、なんだか曰くありげなバッジだなあ・・・と気になっていたのだが、その正体が判明したのは偶然手に入れたときからずいぶん後だった。 イギリ…

アメリカ レッドメン結社バッジ

鮮やかな羽根飾りを頭に付けた男のバッジ。アメリカのレッドメン結社、すなわち"Improved Order of Red Men"(新レッドメン結社)のバッジである。 同団体のバッジは以前にも紹介したが、その別バージョン。 さすがに歴史のある結社だけに、実にさまざまな種…

アメリカ 「あの男」がつけているバッジ

ふと気がつけば、今日は7月4日、アメリカの独立記念日だ。1776年7月4日にアメリカ独立宣言の公布に由来する。ということは、今年は240年目か。 どうも思い出してしまうのが、SF映画「インディペンデンス・デイ」(1996、ローランド・エメリッヒ…

アメリカ レッドメン結社バッジ

以前、キワニス・インターナショナルやフリーメーソン系のバッジ・メダルを紹介したことがあるが、実は今回のものその一種。 私には不思議に思えるのだが、アメリカには実に多様な結社的組織がある。Fratrenal association というか、つまり友愛団体なのだが…

アメリカ サッカーワールドカップ(1994 アメリカ)バッジ

ワールドカップ・ドイツ大会が開幕した。思えば日本も強くなったもので、決勝リーグまでいけるかどうかは、正直厳しいものがあるようだが、毎回のように出場できるようになっただけでもすごいことである。 もっとも私はサッカー自体に興味は薄く、オリンピッ…

アメリカ アメリカ防衛協会バッジ

不思議なことに、アメリカ人というのは実に自国の国旗が大好きのようだ。人工国家としてのシンボルがそこに集約されているかのように。自国を「States」と呼ぶ感覚も、日本にはないものを感じる。ちょっと語弊があるかもしれないが、北朝鮮が自国を「共和国…

アメリカ テンプル騎士団メダル

なんだかんだといいつつ、昨日、映画「ダ・ヴィンチ・コード」見てきてしまいました・・・ 私は原作は文庫本でしっかり読んでたんだけど、映画は全体に展開が早いので、知らないと途中でついていけない人もいるんじゃないかなーと思った。原作にはけっこう忠…

アメリカ 社会主義労働者党バッジ

20世紀初頭アメリカの社会主義労働者党バッジである。 筋骨たくましい腕とハンマー。まさに労働者党のイメージそのままのシンボルだ。 振り上げたハンマーが意味するのは、労働者による新社会の創造か、それとも旧体制の破壊か。 インパクト満点のシンボル…

アメリカ 1970社会主義労働者選挙バッジ

投票せよ!と呼びかける選挙バッジ。力強く振り上げた拳は、版画調に細かい線が描き込まれ、いかにも労働運動的な雰囲気を醸し出している。この辺の感覚、不思議と日本にも共通するものがあるなあ。 拳は社会主義運動のシンボルとして、世界中で用いられる。…

アメリカ フリーメーソンバッジ

今ちょうど、「秘密結社の世界史」(平凡社新書)を読んでいるのだけど、なんか楽しい・・・ 秘密結社についての本といえば、澁澤龍彦の「秘密結社の手帳」が好きだったんだけど、その時感じたワクワクするような気分をまざまざと思い出した。 思わず笑って…

アメリカ 国際キワニス バッジ

これも謎のバッジの正体がわかってうれしかった、という一品。 青地に「K」のイニシャル。「KIWANIS INTERNATIONAL」という字も見えるが、一体全体なんのバッジだが長らく不明だった。どこかの社員章か?と思ってたくらいだ。 実際、私はまったく気にも留め…

アメリカ アメリカ共産党バッジ

さて、アメリカにも共産党はあるのであって、レーニンは彼らの偶像である。 これはおそらく30年代に作られたと思われる。 中央にはレーニンの肖像、ソ連国旗を掲げたビルや工場群は、おそらくソ連5か年計画の成功を讃えたものだろう。 「社会主義は平和と…

アメリカ? イースタンスター・25年メンバーバッジ

ようやく最近はひと頃の忙しさから脱却。賞味期限切れの非常用乾パンで毎夜の餓えを凌ぐ生活からおさらば・・・まあ完全におさらばはできていないかもしれないのだがひとまずひと息つけるようになっただけでもありがたい。 たまにこういう時期があると、休日…

アメリカ? イースタンスター・バッジ

さて、以前話題に出たけど、フリーメーソンという組織は、女性は入れないことになっている。 しかし、入れないけどその外郭団体のようなものがあって、メーソン会員の家族の女性は入れるらしい。それが「イースタンスター」(Eastern Star=東星)である。 …

アメリカ フリーメイソンバッジ

ちょっと思い出話を。・・・ 私のいとこが結婚式を挙げたのは、浜松町にある、確か聖公会系の教会でした。 ま、正直、親戚の少ないわが家のことで、私も相手の家との人数バランスを取るために動員されたというのが真相(笑)。 途中、何となく待機時間があっ…

アメリカ 対日戦争勝利記念バッジ

テレビを見ていて思い出したが、明日12月8日は真珠湾攻撃、日本の対米戦争開戦の日なのであった。 せっかくなので、なにか日米戦争関係バッジを・・・と思ったが、適当なものが手元にないのでこれを紹介しよう。 真珠湾攻撃を受けたアメリカは、対日戦争…

アメリカ 労働党バッジ

労働党つながり、ということで、次はアメリカ労働党(Workers Party of America)バッジを。 アメリカといえば、二大政党制を代表する国と思われているが、実は多数のマイナー政党が存在することを忘れてはならない。それも、アメリカ独立党、自由社会党、平…

カナダ 中国同盟戦勝記念バッジ

カナダも当然、先の大戦では連合国に参加したのであって、日本の降伏により戦勝国の一員となる。 このバッジは戦勝記念モノ。 カナダの国旗は、1965年に現在のメイプル・リーフ旗に変わるまで、英連邦の一員であることを示すユニオンジャックを配した旗…

カナダ 沿岸倉庫労働者組合バッジ

アメリカのバッジは一区切りにして、カナダのバッジの紹介に移ろう。 ILWU=International Longshore and Warehouse Union、国際沿岸倉庫労働者組合バッジ。これはカナダのものである。 筋骨たくましい拳が掴んでいるのは手鉤、荷物を引っかけて移動させ…

アメリカ マオイストバッジ

アメリカにもやっぱり「毛沢東、好き好き!」という人はいるもんなんだなあ・・・と思わせるバッジ。 「我々の時代の最も偉大な革命家 毛沢東記念 1978」。 もっとも、英語版「毛主席語録」(正確には「毛沢東語録」ではなく、「毛主席語録」である)の…

アメリカ 日本名誉通商理事訪米記念バッジ

更に年代は古くなる。「1909年 日本名誉通商理事訪米記念」バッジである。 1909年といえば明治42年。この年、実業家渋沢栄一が、渡米実業団を組織し団長として渡米し、タフト大統領と会見したのだそうだ(渋沢栄一記念財団サイトによる)。断言す…

アメリカ 中国救援キャンペーンバッジ

労組モノばっかりでも面白くないので、目先を変えて少し時代をさかのぼろう。 1937年7月7日の廬溝橋事件を機に、日中戦争が勃発。 中国の社会混乱もあって、4か月で中国を屈服させられる、という軍部主戦派の主張とは裏腹に、戦局は泥沼化。さらに、…

アメリカ 小売店業者組合バッジ

今日は小売店の売り子たちの組合バッジ。1957年11月のもの。 中央の「AFL・CIO」とは、アメリカの堂々組合を束ねる組織の名称。AFL(アメリカ労働総同盟)は、アメリカ社会の工業化に伴い、1886年に成立という歴史ある組織だが、ここから…

アメリカ ビルディングサービス雇用者国際組合バッジ

これもAFL系組合バッジ。 BLDG SERVICE EMPROYEE INTL UNION、ビルディングサービス雇用者国際組合。1921年に成立というから古い組合である。 インターナショナルを象徴する地球儀と、労働者の連帯を表す握手。三角形の枠の中に摩天楼が描かれ、これ…

アメリカ 伐採・製材業労働組合バッジ

こちらもAFL(American Federation of Labor;アメリカ労働総同盟)系の労働組合で、伐採・製材業労働者組合バッジ。1959年製。 大きな丸鋸の中に、製材用の針葉樹、斧、鈎とノコギリを組み合わせ、「A F OF L」を配したデザインは、なにやら呪術的イ…

アメリカ 電力労働者バッジ

「IBEW=電力労働者の国際的兄弟」という名の労働組合のバッジ。「LOCAL B1279」とは地区のナンバーだろうか。1944年1月のもの。 ありふれた小型のカンバッジながら、振り上げた拳(労働者の象徴)から放電するデザインは、どうにもレトロな労働運…

アメリカ ブラック・パンサー党バッジ

アメリカの60年代熱い時代であったことを改めて思う。まあ日本もだけど。 人種差別撤廃を求める黒人運動は、この時期、頂点を極めた。我々が英語の教科書でも習うマーティン・ルーサー・キング牧師は "I have a dream !" と演説し、一方、英語の教科書でな…