徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

2007-01-01から1年間の記事一覧

日本 衆議院前議員記章

先日の参議院選挙。自民党の歴史的大敗で連日ニュースが盛り上がっている。 自民党の大物議員まで落選が相次いだが、あれ落選した本人はたまらんだろうなあ。無念さと悔しさでうちひしがれているところに、「今回の結果をどう思われますか」などとマイク向け…

日本 貴族院議員章

休日の深夜にダラダラと見ている番組としてはオリンピックとかスポーツ実況が最適だ。来年の北京五輪は日本と時差が1時間しかないので、深夜の実況がなくて残念だ。 選挙速報番組もなかなかいい。大物議員が落選したり党幹部の動揺した様子なんか見ていてお…

日本 青森県相撲連盟バッジ

正式な梅雨空け宣言はまだとはいえ、もう盛夏である。 朝からまぶしくて(東向きの部屋なのだ)、寝坊の私もけっこう朝早くから目が覚める。 というわけで、先日行ってきたのがノミの市。とはいえ、熱心な人は日の出前から懐中電灯片手に掘り出し物探しに出…

北朝鮮 金日成バッジ(国旗型)

昨日紹介したのとは製作時期のことなる国旗型の金日成バッジ。このバッジは洋服を着ているが、いわゆる「人民服」を着ているタイプもある。 赤と青のコントラストも鮮やかな、いかにも北朝鮮らしいバッジで、割と有名なものだ。 金日成バッジには、いろんな…

北朝鮮 金日成バッジ(旧型)

テレビで六カ国協議のニュースが出てくるたび、つい首を伸ばして見てしまう私。 北朝鮮代表、金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官がよく映っているが、彼のつけているバッジについつい目が行ってしまうのだ。 どうやらあれは、以前にも紹介したことがあるが朝…

総理府賞勲局監修 毎日新聞社刊「勲章」

昭和51年発行で、もう古い本だが、勲章関係では有名なのが毎日新聞社の「勲章」。 (表紙の勲章は勲一等宝冠章の副章。) 大判でカラー図版が多く、写真が美しいのでけっこう見応えがある。そのせいか、古本ではたまに見かけるのだが割と値段が高くてなん…

日本 日本社会党第60回全国大会バッジ

もうひとつ日本社会党のバッジを。 矢印マークをシンボルとする社会党だが、この起源には諸説あって私もよくわかっていないのだが、「3本の矢」という意匠は、反ファシズムの象徴として、ヨーロッパではしばしば登場する。 (例として、ずっと前に紹介した…

日本 日本社会党バッジ

日本の政党バッジシリーズを続ける。 すでに過去の政党となってしまったが、今回は日本社会党のバッジである。 社会党は最大野党として長いこと存在したので、そのためかけっこういろんなバッジが作られてきたようだ。その中のひとつがこれ。 「SDPJ」とある…

日本 日本共産党永年党員章

昨日自民党の功労章をネタにブログを書いていたとき、明日は共産党バッジでも紹介しようかなー・・・と考えていたのだが、今日家に帰ってきたら飛び込んできたのが「宮本顕治前名誉議長死去」というニュースだった。日本共産党を事実上40年近くも指導してきた中…

日本 自由民主党 功労章

選挙の時期がまた巡ってきた。今回の国政選挙は波乱含みで結果が注目される。 今回のテーマではないのだが、国会議員の徽章は、衆議院が赤紫で、参議院はナス紺なのだが、考えてみれば、ハテなぜなのだろう。制作費も微妙に参議院の方が高いとされていて、単…

エスペラント 1961年世界大会バッジ(イギリス ハロゲート)

今年の夏のイベントといえば・・・そう! 来月8月、ついに横浜エスペラント世界大会、La 92-a Universala Kongreso de Esperanto en Jokohamo, 2007が開催されるのである。前回日本で開かれたのは1965年のこと(第50回大会)。実に、42年ぶりにして2度目…

オーストラリア オーストラリア連盟バッジ

ずいぶんいろんな国のバッジを紹介してきたような気もしていたが、実はオセアニアのバッジというのはほとんど持っていない。まあそもそも国としては歴史が浅く、人口自体が多くないせいもあってか、私の興味を引くようなバッジはほとんど見あたらない。 そん…

日本 大日本徽章商会製、忠勇顕彰会特別賛助員章

この前、「徽章と徽章業の歴史」という古書で、業界の草分けとなった大日本徽章商会と創業者・鈴木梅吉のことを読んだ。 ところで、日本の徽章の特徴だと思うのだが、多くの場合、徽章は桐の箱に納められている。そして、製作したメーカーの名前などはそこに…

アメリカ アンクル・サムの「一緒に引っ張ろうぜ」バッジ

7月4日はアメリカの独立記念日なのだが、イギリスでの相次ぐテロ事件を受け、さぞや厳戒態勢が敷かれるのだろう。というよりも、いつまでもこんな状況が続くのだろうと思うと、なんだか暗い気持ちになる。 今年は無事かも知れない。でも来年は? その先は…

中国 香港製文革期毛沢東バッジ

うわー今日から7月か、これからもっと暑くなるなあ・・・などと思っていた私は、ニュースで思い出した。 そうか、今日7月1日は香港の中国返還10周年の日じゃないか! それを記念して、香港モノを紹介するとしよう。 私はこれまで香港に2度行ったことが…

アメリカ ダグラス社社員章

ボーイング社につづいて、これも有名な航空機メーカー、ダグラス社(Douglas Aircraft)の社員章を紹介しよう。 創業は1921年。1924年にはダグラス社製航空機(ダグラスDWC)は、世界初の世界一周旅行を175日で達成し、ダグラスの名を一躍高めたという(4機…

アメリカ ボーイング社社員章

アメリカが世界に誇る産業のひとつが航空産業で、その中でもボーイング社は歴史ある有名企業だ。(もっともこの業界は統合と分離の繰り返しが頻繁に行われていてめまぐるしい) 特に第二次大戦中、ボーイング社の開発した爆撃機B-29は日本人にとっては忘れら…

古書 「徽章と徽章業の歴史」 その2 創業者、鈴木梅吉のこと

初めて知る情報ばかりで、まったく目が開かれる思いでこの「徽章と徽章業の歴史」を読んでいたのだが、一番著者の筆に力がこもっているのが、徽章業創成期の民間経営主と職人の話についてだろう。 中でもこの業界の草分け的存在、日本帝国徽章商会についての…

古書 「徽章と徽章業の歴史」

たまには古本を漁るというのもよいもので、ちょっと探せば驚くような本に出会うことがある。 最近そんな体験をした・・・というのが、これから語る本のことだ。 その名も「徽章と徽章業の歴史」(1966、東京都徽章工業協同組合)。非売品の業界史本である。 そ…

中国 文革期毛沢東バッジ(革命領袖)

街を歩いていると、「MELS」というブランドをたまに見かける。 実は初めて気がついたときは、「まさか・・・Marx,Engels, Lenin & Stalinかっ!?」と目を見開いたものだが、もちろん違う。Made Expressly for Ladies Shopという若い女性向きのファッション…

ベトナム 抗戦勲章

昨日に引き続きベトナムものを。 今のところ、私が唯一持っているベトナムの勲章がこれ。1948年制定の歴史ある勲章であり、独立闘争におけるフランスや、ベトナム戦争におけるアメリカとの戦いで軍功をあげたり戦いを支援した兵士や部隊に授与された。 ベト…

ベトナム 国家防衛英雄バッジ

ベトナムというのはどういうわけか、勲章やメダル、記章類はいろいろとあることはあるのだが、よく言えば素朴、悪く言えばかなり安っぽいものが多い。大量生産されたバッジならまだしも、高位の勲章までえっこれが?と意外なくらい素朴だ(または安っぽい)…

日本 帝国発明協会会員章

一見つまらなそうなバッジに見えて、実はスゴイ組織のものだった、などということはよくあるものだ。表側の「顔」だけではわからない。特に会員章などのメンバーシップバッジは、一見地味で目立たないものが多いのである。 そんなときは「~会員章」とか「~…

日本 GHQ日本上陸記念メダル

1945年8月、ついに終戦。翌9月、連合軍が日本にやってきた。GHQによる占領統治は1952年4月まで継続することになる。 今のイラク情勢を見るにつけ、様々な事件はあったものの日本における占領統治がいかに順調であったか、比べものにならないくらいだ。…

モンゴル 優秀消防員バッジ

日本の消防は基本的に市町村に所属する組織なわけだが(東京都は除く)、どういうわけかメダル類が大好きで、正装時などに彼らがつけているのを勲章と誤解している人もいるようだが、言うなればあれは各組織が独自に制定しているのであり、勲章のような国家…

日本 池坊研究会バッジ

この間、仕事で花関係のちょっとしたイベントがあってバタバタしていたのだが、これが意外とおもしろかったのだ。 基本的には花にはあまり関心がもてず、花束をもらっても大してうれしくもない私だが、ユリやバラの香りに包まれて、瑞々しく鮮やかな花を眺め…

中国 毛主席記念堂建設記念バッジ

えーと、あれは1989年のことだったから、そうか、あれからもう18年もたつののだな・・・と回想に耽る今日は6月4日。 80年代末から90年代初めにかけて、ソ連・東欧社会主義国はバタバタと崩壊していって、本当にあっという間のできごとだった気がする。…

アメリカ カール・マルクス記念バッジ(アメリカ共産党)

あまりにも有名なこの肖像。ひげもじゃのおじさんといったこの男こそ、共産主義の父ともいえるカール・マルクスである。 このマルクス・バッジは珍しくもアメリカ製だが、その他社会主義国ではマルクスのバッジは数多く制作されている。 マルクスの死去は188…

ブルガリア 反ファシストバッジ

ブルガリアの反ファシストバッジ。たなびく赤旗と銃は解放と革命のシンボル。 中央の人物はゲオルギー・ディミトロフ。

日本 国民儀礼章

今日はついに当ブログの2周年記念日。 そして、偶然にもなんと、今日6月1日は「徽章の日」でもあるのだ(「気象の日」にひっかけたのだそうだ)。なんと偶然の一致。 せっかくの記念日になにか特別なバッジでも紹介しようかと思ったが、全然思いつかない…