徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

2013-01-01から1年間の記事一覧

中国 孫文バッジ

ふと自分のブログを振り返ってみると、これまでずいぶんいろんなバッジを紹介してきたつもりだったのが、意外に私の好きな中国の孫文バッジが少ないのに気がついた。ということで、今日は孫文バッジでも紹介してみよう。 比較的小型のカンバッジタイプ。「中…

北朝鮮 力道山メダル

プロレスラー・アントニオ猪木が日本維新の会から選挙に出ると聞いたときは、やっぱり維新ももうダメなんだなあと思った。一時は飛ぶ鳥を落とす勢いを見せた維新の会も、オウンゴールとしかいいようのないミスや内部不調和を連発し、党代表が首相に登りつめ…

日本 県民の警察官章

「県民の警察官」表彰、というのをご存じだろうか。私は知りませんでした。 警視総監章などの、警視庁警察表彰取扱規程に基づく制度ではなく、産経新聞が主催している民間表彰である。 ・・・なんで産経新聞が警察官を表彰するのかよくわからんが。 ともあれ、…

アメリカ 国際労働者団バッジ

サミュエル・ゴンパースのバッジを先日紹介したが、彼の率いるAFLはいわば労資協調的な保守系労働組合。社会の改変や革命にはまったく否定的な組織であった。 だが、そのような態度に反発し、労働者は社会改造(革命)に積極的に関わるべきだと主張する労…

アメリカ サミュエル・ゴンパース(AFL初代会長)のバッジ

このどこか貫禄を感じさせる男が誰かというと、サミュエル・ゴンパース。名前を聞いても日本人はほとんど知らないと思うが、AFL(American Federation of Labor、アメリカ労働総同盟)の初代会長といえば、へぇと思う人もいるだろう。 AFLの創設は1886年。19…

日本 日本文化振興会 国際芸術文化賞メダル

たまには少し派手なヤツを紹介しよう。 日本文化振興会の国際芸術文化賞のメダルである。正式名称は不明。 以前何回か骨董市で見かけたことがあって、おやまたハデナデなシロモノだこと・・・と呆れていたのだが、そこに書かれていた値段を見てびっくり! なん…

日本 高徳金山メダル

かつて日本には多くの金山があって採掘事業が経営されていたが、今でも現役なのは鹿児島県の菱刈鉱山だけとされる。金がなくなったというより、採掘コストや人件費が高くなって経営として成り立たなくなったためである。 今日の一枚は、表に「金山 賞」と書…

日本 武漢警備司令部バッジ(昭和16年)

中国において、日本人が異国情緒を感じる代表的なものといえば、城壁や城門楼閣ではないかと思う。昔から、大陸土産の絵葉書などでも好んで取り上げられていることからもそのことがうかがえる。 有史以来、日本は中国から様々な制度や文物を取り入れてきた。…

チェコスロバキア パルチザン記念メダル

長らく私はこれをチェコのパルチザン勲章と思っていたところ、どうも国家の正式な勲章という扱いではなく、記念メダルとするのが適当と思われる。チェコの勲章については詳しく知らないし参考書も持ち合わせていないが、他のを見てみると裏面にシリアルナン…

中国 純金製毛沢東バッジ(現代モノ)

なぜこんなものを買ったのか、かすかに記憶に残っている。年末の北京、恒例の中国への買い出し旅行が終わって明日はもう帰国となった日、王府井のあたりの宝飾品店で飾られているのを見つけて買ったのだった。 それが画像の純金製の毛沢東バッジだ。 確かあ…

台湾 中華民国十大経済建設記念章

1970年代初めの頃のこと。 中華人民共和国は、アメリカとの関係改善、日中国交正常化、国連加盟と立て続けに国際的立場を強化していった。それは、中華民国(台湾)にしてみれば、アメリカや日本などから見捨てられ、国連からも追い出されたということを意味…

日本 安倍総理と3つのバッジ

最近のニュースで気になっているのは、オリンピック招致活動を巡る猪瀬知事の舌禍問題だ。オリンピックの東京招致を成功させたい一心とはいえ、競争相手の都市を引き合いに出して優位性を説くのみか、イスラム教諸国を「互いに争ってばかり」「共通点はアラ…

日本 警視庁警護員記章(SPバッジ)

映画「SP 革命編」をテレビ放映したので見るともなしに見てしまったのだけど・・・すみません私ちょっとついていけませんでした。 オハナシなんだから、ある程度の「ウソ」にはついていこうという心構えはあるつもりなのだが、話の作り手の方が少しは上手にだ…

日本 航空自衛隊部隊章(旧型、2点)

職場の異動があったりなんだかんだで、気がついてみれば4月ももう下旬。久しぶりにブログの書き込みでもするか。今日はまた冬が戻ったかのような冷たい雨だ。 中国、韓国との領土問題、そして戦争勃発を吹聴する北朝鮮、まあ自衛隊にとっても困難な時期に入…

日本 第20回全国大学高専学生弁論大会記念メダル(1934年)

私の好きなバッジジャンルに、戦前労働運動関係バッジがある。意外に思う人もいるかもしれないが、特に1930年代に豊富だ。プロレタリア風ムードに満ち、それはもうレトロを通り越してSF的ですらある。それほど独特な作品が多い。 このメダルを見た瞬間、お…

中国 紅衛兵毛沢東バッジ「首都紅衛兵革命造反展覧会」

NHKドキュメンタリー「毛沢東の遺産~激論 二極化する中国~」の録画を今日見ていた。 番組では、鄭州市の毛沢東を巡る問題を議論するサロンが取り上げられる。歴史問題、政治も問題を語り合うサロン、その存在自体がスゴイ。北京や上海などにもあるのかもし…

日本 体力章(上級、中級、初級)

以前紹介したことがある体力章。状態がまともな上級章がやっと入手できたので、3つまとめて改めて取り上げる。左から、初級、中級、上級である。 初級は銅色、中級は銀色、上級はさらに羽のような飾りがつく。画像でもわかるように、大きさも少しずつ大きく…

中国 中国放送協会 放送記念章

実は困ったことに、ここ数日、自宅PCがネットがつながらなかった。それもなんの前触れもなく、突然に。 さて困った。ケーブルのトラブル? システムの異常? ルータの故障?・・・試行錯誤すること数日、プロバイダーのサポートセンターに問い合わせると、「…

アメリカ 「労働者の日」バッジ

日本の「勤労感謝の日」と、アメリカの「労働者の日(Labor Day)」は、趣旨自体は似ているものの、由来はまったく異なる。勤労感謝の日は、もともと新嘗祭が起源だが、労働者の日は、労働者の抗議行動から始まったものだからだ。 時は1882年9月5日、ニュー…

日本 第五福竜丸保存運動バッジ

「3.1ビキニ・デー」のニュースを見て、このバッジを思い出した。 1954年3月1日、マーシャル諸島ビキニ環礁でアメリカが水爆実験を行った日から、59年。海域でマグロ漁を行っていた第五福竜丸が核の灰を浴び、23人の乗組員は全員被曝したという事件であっ…

モンゴル スヘバートルとチョイバルサンの肖像バッジ

いきなりこのバッジを見せられて、この丸刈りの男たちが誰だかわかるかと問われても、即答できる人は少数派であろう。答えを教えられてもなお、誰それ?と思う人の方が多いかもしれない。が、バッジコレクターはそれでは務まらないのである。 モンゴル革命の…

日本 大阪オリンピック招致運動バッジ(2008年大会)

さあ、2020年のオリンピック開催、東京は招致に成功するかどうか。前回に続き名乗りを上げた東京、さて今度はどうだろう? 実は、ごくごく個人的理由で、私は東京オリンピックを応援しているのだけど。 相手がマドリードとイスタンブール。この前ロンドンで…

日本 「八重たん」バッジ

NHK大河ドラマ「八重の桜」が話題だ。会津出身の父など、放映前から見る気満々の様子。おかげで、私も何となく気になってみている。 しかし、実は私は昔から、戊辰戦争がらみの話はあまり好きではない。会津士道だとか白虎隊だとか、悲劇も手垢にまみれす…

日本 日本宗教連盟 国民宗教大会バッジ(1949年)

日本宗教連盟(略称「日宗連」)、という組織をご存じだろうか。字面だけ見ると、どこかの新宗教?という感じもなくもないが、公式サイトによると、 「宗教文化の振興をとおして心豊かな社会の形成をめざし、さらには世界平和へ貢献することを目的としていま…

日本 愛知県消防功労章

世間一般には、消防業界にこんなにも多種多様なメダルが存在していることは、あまり知られていないだろう。大きくハデで、これでもかと気勢を上げている感じで、ツクリは安っぽくても、数が集まるとそれなりに迫力だ。 当ブログでもこれまでいくつか紹介して…

アルバニア 労働卓越者勲章

これまでこのブログでは、ほとんど日本では関心を持たれていないアルバニアのメダルやバッジをいろいろ紹介してきたところだ。 そして毎度、そのデキの悪さに、あきれたり嘆いたりしている。製作技術が劣っているだけでなく、デザインそのものがもうダメなの…

北朝鮮 金正日勲章制定、金正恩バッジ製作開始?ニュース

ロケットを打ち上げたりなんだかんだとネタの尽きない北朝鮮で、当ブログとしては看過できないニュースがある。今さらながら紹介しておこう。 まず、金正日勲章の制定について。ほぼ1年前のニュース。 朝鮮新報のネット版記事(2012.2.12)「生誕70周年に…

中国 (文革期)上海民兵章

中国文化大革命で、悪名高い「四人組」。中国語では「四人帮」、英語では「Gang of Four」という呼称がついていて身もフタもない。 彼らはみな「上海組」でもある。特に、上海の工場労働者から党副主席まで登りつめた王洪文を筆頭に、上海に基盤を持っていた…

中国 (文革期)臨川県上山下郷知識青年代表会 出席証

日本で中国関連の報道が増えてくると、当然、中国の歴史について基本的理解は不可欠である。しかし、とりわけ今の日本人にとって、理解しずらいのは、文化大革命についてではないかと思っている。断片的な解説だけで、とてもイメージがつかめるものではない。…

日本 「日中不再戦の誓」バッジ

日本のマスコミに占める中国関連ニュースの量が、本当に増えたなあと思う。特に昨年はそうだった。尖閣諸島問題、中国共産党大会問題、中国国内の格差問題に暴動と、まあネガティブなネタばかりなのだが。 昨年の党大会にしても、テレビニュース番組では指導…