徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

2008-01-01から1年間の記事一覧

日本 国民栄誉賞の盾

(造幣局サイトにある「国民栄誉賞の盾」) オリンピック期間中は、すっかりオリンピックネタばかりとなってしまった当ブログだが、世間ではまだオリンピックの余熱がくすぶっているようである。 北京オリンピックが幕を閉じてしばらくして、「国民栄誉賞」…

アメリカ メキシコ・オリンピックにおける「抗議パフォーマンス」バッジ

長いようで短かった北京オリンピックがついに閉幕。それにしても、思えば、このオリンピックを巡ってはいろんな問題がわき起こったものだ。 モスクワオオリンピックやロサンゼルスオリンピックでのボイコット問題など、冷戦の影響を受けた大会も多く、今さら…

日本 1964年東京オリンピック、1998年長野オリンピックメダル

先日、北京オリンピックのメダルを紹介したが、今度は日本で作られたオリンピックメダルを紹介しよう。参加選手たちが命に替えても欲しがるメダルが一体いかなるモノか、その実物を見てみるのも当ブログならではのネタかな、という気もするし。 などといって…

中国 北京オリンピックのメダル(金・銀・銅)

連日熱戦が続く北京オリンピック。オリンピックは各競技のメダル争奪戦なわけだが、表彰式ではさすがにデザインの細部まではよくわからない。 せっかくなので、ネットで検索してみることに。 JOCのサイトに、今開催中の北京オリンピックメダルが掲載され…

中国 北京五輪・女子マラソンに登場した「北京名所バッジ」

(国家博物館側から見た天安門広場。) 今日午前、北京オリンピックで女子マラソン競技が行われた。日本期待の前回金メダリスト野口選手は参加断念、残る土佐選手は途中棄権、仲村選手は完走するも結果はふるわず。 残念だが、でもまあ、オリンピックの楽し…

アメリカ 第2次世界大戦の「反枢軸国キャンペーンバッジ」

今年も、暑い終戦記念日であった。 ここしばらく議論が沸騰していた靖国参拝問題も、福田首相になってからというものすっかり下火になった感がある。 中国ではオリンピックの真っ最中。こういう日に中国チームと戦う日本チームはイヤだろうね。まあ当局のコ…

日本 柔道・講道館バッジ

当初の予定どおり、この週末はゴロゴロしながらテレビでオリンピック観戦。グルジアとロシアで戦争が始まろうとなんだろうと、私の周囲は平和である。 さて、8日夜の開会式は、結局ほぼ全部見た。 「長かった」という評判はもっともだと思うが、個人的に懸…

日本 1936年「東京オリンピック招致記念」帯留め

なんだかんだと競技以外の部分でさんざん世界中に論争を巻き起こしてきた北京オリンピックが、今夜ついに開幕した。こうなった以上、閉幕まで無事に済むことをもう祈るばかりだ。 さて、この記念の日にこのブログでなにを取り上げようかなーと考えていたのだ…

中国 新疆王・盛世才贈「勇敢奨章」

オリンピック開幕を目前に、中国の新疆ウイグル自治区喀什(カシュガル)で、武装警察を標的としたテロが発生した。まさに懸念されていた事態であり、オリンピック警備は一段と厳しさを増している。 だが、厳重警備の中で行われるオリンピックは、これは北京…

日本 陶製バッジ ~農商功績章~

バッジといえば、ほぼすべてといっていいほど、金属製と相場は決まっている。 キラキラと光り、ズッシリと重い金属特有の非生物性質は、その実用性を離れて、我々人類に「アリガタミ」を感じさせるのだ・・・と私はずっと考えている。人類は、本質的に「メタル…

トルコ ケマル・アタチュルクバッジ

「トルコってのは、とにかくどこに行ってもアタチュルク、アタチュルクでね」 とはトルコ旅行に行ってきた友人の感想。確かに、地名、お札、銅像など多くのモニュメント。トルコには今もアタチュルクがあふれている。 まあ彼が現代トルコの基本路線を決めた…

日本 褒章代用章

私の知人の祖父が、以前褒章を受章したらしいのだが、それをかぎつけた怪しげな会社から記念品や書籍の購入などの売り込みがたくさんやってきたという。叙勲者に対して、強引な勧誘や虚偽の説明で高額商品を売りつけていた業者が、経済産業省から業務停止命…

日本 長野オリンピックバッジ(企業バッジ)

やれ大気汚染問題だ、やれチベット問題だ、聖火リレートラブルだ、地震だ、テロだ・・・と、スポーツとはまったく関係のない部分で春から盛り上がってきた?北京五輪の開催まで、おお、もうあと11日か。テレビも少しずつオリンピックモードになりつつある。 …

中国 文革期「防衛珍宝島」毛沢東バッジ

日本では竹島の教科書記述が、韓国との間で大きな摩擦を生じている。領土問題ってのは、どうもデリケートなもんである。21世紀になっても、全然進歩しないのだな。 でもまあ、仮に竹島問題がどんなにこじれようと、日本と韓国の間で武力衝突までエスカレー…

日本 沖縄連(沖縄問題解決国民運動連絡会議)バッジ

「沖縄」、そして「'67」の文字。1967年の作らしい。 このバッジはなんだろう、と初めて見たときは考え込んだものだ。沖縄が日本に返還されたのは1972年、ということはアメリカ統治下の琉球政府時代の品か。 裏面には、「沖縄連」の3文字が見える。 沖縄…

中国 文革期「夜光」毛沢東バッジ

誰でもビギナーの時代というのは絶対にあるもので、コレクター道においても、それは必ず通らなければならない関門である。でもまあ、別に義務や強制でやらされているわけでもなく、好きでやっているのであって、けっこうハッピーな時代であった・・・ように思う…

日本 どこかの教育委員会のバッジ

大分県教育委員会の教員採用・昇進人事について、不正の実態が明らかになりつつあり、今大きな問題となっている。長年にわたり、組織的に行われてきたことがわかってきたからだが、それだけではない。他の都道府県でも大なり小なり似たような状態じゃないの…

日本 佐渡旅行 ~トキと金山の島で、残骸と廃墟を巡る~

どこか国内旅行に出かけようと企画したものの、さてどこに行ったものやら。 どうせなら、普段行く機会のないところにしよう・・・と選んだのが新潟県の佐渡島。まず仕事のついでで行くことはなさそうなところである。 佐渡といえば、私が思いつくのは、トキと金…

中国 毛沢東+革命交響曲「沙家浜」バッジ

革命日記kjhstさんからのコメントで、文革期の8大模範劇(八大样板戏)の話が出たついでに、もうひとつ紹介しよう。 60年代末の模範劇シリーズの毛沢東バッジ、そのうちの「革命交響曲 沙家浜」である。 どうも、「模範劇」という呼称自体からしてすでに…

モンゴル 国民大会議議員章(1970~1990)

先日、モンゴルで総選挙結果を巡って大規模な暴動が発生、多数の死傷者が出て、非常事態宣言が発せられる事態となっている。 要は、野党の民主党が、大差をつけて勝利した与党の人民革命党に対して選挙の不正を訴え、抗議行動を行っていたら暴動に発展してし…

日本 創価学会指導長徽章 ~福岡出張編その2~

福岡ネタをもうひとつ。 福岡といえば、歴史的には金印も有名だけれど、もうひとつ有名なのが2度にわたる元寇の役。13世紀後半の日本を揺るがせた大事件である。今も福岡市内には、わずかながら当時築かれた石塁が残されている。 まあ、私が福岡といって…

日本 福岡市市議会議員章

この前、福岡に出張することになった。私には珍しい遠方への出張だ。 福岡・・・九州の玄関口として通過することは何度もあったが、目的地として降り立つのは初めてだ。 せっかくの福岡。昼のわずかの休み時間を利用して、私にはぜひ見たいものがあった。それは…

中国 毛沢東+革命バレー劇「白毛女」バッジ

中国ネタが続きます。 「松山バレエ団創立者の清水正夫さん死去 日中交流に尽力」のニュースがあった。 松山バレエ団といえば、創作バレー劇「白毛女」!。 文化大革命期には、「白毛女」は江青らによって八大模範劇のうちのひとつとなるのは周知の通りだ(…

日本 日中友好協会バッジ

かつて、某所で耳にした会話。 A:「(前略)そのイベントってのが日中友好協会の主催で・・・」 B:「友好協会って、どっちの?」 A:「やだなーもう。それはいわない約束でしょ!」 A・B:「あはは・・・」 ああ、一体なんという会話であろうか(笑)。 ま…

レバノン 独立記念?バッジ

たまにはなんか変わった国のバッジでも紹介しようかなーと、さっきまでコレクションケースを漁っていた私。 しかしなあ・・・いつもながら困るのは、まあいろんな国のバッジがあるにはあっても、バッジの正体そのものが不明なのが多いことだ。 誰だかわからない…

日本 訪日伯国経済使節団(1936)バッジ

今月18日は、日本人ブラジル移民100周年記念だったそうで、ブラジルでは記念式典が行われた。今やブラジルは、海外で最大の日系人が住む国である。 第一回芥川賞受賞作である石川達三の「蒼氓(そうぼう)」や、北杜夫の「輝ける碧き空の下で」など、昔読ん…

北朝鮮 建国20周年記念勲章

しばらく前は日本のメディアにあふれた北朝鮮情報。最近はすっかり中国にその場を奪われた感すらあるが、まあ世論というのも飽きっぽいものだ。状況はまったく変わっていないにもかかわらず、ヒョイヒョイと目先だけが移っていく。 このところ、テロ支援国家…

日本 JRグループ全10社のバッジを一挙公開!

革命日記kjhst さんのリクエストにもあったので、今日はJR各社のバッジを一挙に紹介しよう。 基本的にこのブログでは「一日一枚バッジ紹介」という感じでやってきたのだが、こういうのを一枚ずつ紹介しても意味がなく、おもしろくもない。 というわけで今…

日本 JR東日本職員バッジ

最近読んだ「電車の運転 ~運転士が語る鉄道のしくみ~」(宇田賢吉著、中公新書)は、おもしろかった。鉄道というものの特徴から、電車の構造や動かし方、さまざまな関連施設どなど、とても勉強になった。鉄道マニアならずとも日頃電車に乗る人なら、きっと…

日本 帝国鉄道協会第33回定時総会記念バッジ(昭和11年)

最近書店などを見ても感じるのだが、どうも世の中は鉄道ブームらしい。さいたま市に移転した鉄道博物館の人気ぶりもそうだけど。 でも、最近の鉄道ブームというヤツ、ちょっと私好みじゃないのだ、余計なお世話とは思うけど。どうも違和感がある。 前にも書…