徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

2010-01-01から1年間の記事一覧

中国 北京原人バッジ

今の中国は、果たして共産主義国家といえるのだろうか。日本でも、「中国=共産主義、共産主義=悪、ゆえに中国=悪い国」式の批判をする人もいるが、中国の善し悪しはともかく、その前提が正しいのか。 共産主義の定義を、「共産党という名前の党が支配する…

日本 第1回国勢調査バッジ(大正9年)

そうか、今年は国勢調査の年なのか・・・とテレビのCMで知った。ああ、そういや今年は2010年だったね。 実施は10月1日。個人情報保護の意識や住宅環境などの変化から、年々国勢調査はやりにくくなっているらしい。母の友人が前回の調査で調査員をやったらしい…

製作国不明 UEA(世界エスペラント協会)バッジ

久しぶりにエスペラントバッジを紹介する。 これまでこのブログでは、世界語(国際補助語)エスペラントに関するバッジをいろいろと紹介してきた。毎年開催される世界大会バッジ、そしてエスペラント話者であることを示すためのエスペランティストバッジなど…

日本 埼玉県議会議員章

夏がいくら暑いといっても、今年の暑さはまた格別。 そして夏になるたび、毎年のようにネクタイに背広という服装も変えるべきだという話題も目にする。これこそ政治主導で変えるべきだと。 実際、勤め人の世界では、服装にしてもまわりに合わせるべきだとい…

中国 「呉橋県全体民衆敬贈」日本兵への記念メダル

8年にも及ぶ中国との全面戦争で、日本は中国の主要都市を次々に占拠、支配地域を拡大していった。もっとも、日本政府が考えていた「不拡大方針」などは絵に描いた餅に過ぎず、まして軍部が期待していた中国側の早期降伏などは、根拠のない独りよがりの願望…

北朝鮮 注目情報!「後継者・キムジョンウンバッジが製造される?」

気になるニュースをネットで見つけた。 まずは記事を読んで欲しい。 -------------- 北後継候補ジョンウン氏のバッジと肖像画制作か(8月16日18時16分配信 読売新聞) 韓国の民間活動団体が運営する短波ラジオ局「開かれた北韓放送」は16日…

日本 支那事変従軍記章

毎年夏になると、急に戦争関係の特別番組が放映されるが、けっこう興味深いものもあるので、たまにはNHKのドキュメンタリーなどを見ている。 というわけで、季節柄こちらも戦争関係ネタを取り上げることとする。 あまりに数が多く、希少性もなければアリ…

アメリカ 書籍「カンバッジが語るアメリカ大統領」 ~集英社新書ヴィジュアル版~

今日、本屋で新刊チェックをしていたら、新書コーナーで目に飛び込んできたのがこの本。 「カンバッジが語るアメリカ大統領」(志野靖史著、集英社ヴィジュアル版)。新刊ホヤホヤの一冊である。 昨日はアメリカで刊行された日本バッジの本を紹介したが、今…

日本 書籍「In the Name of a Livinging God」  ~当たり前すぎるバッジが満載の一冊~

先日はアルバニアの勲章・メダルの本を紹介したが、ひるがえってでは日本ではどうかというと、勲章に関していえば、大型豪華本が結構ある。 だが、勲章以外のバッジなどに関しては、まとまった本というのはあまりないようだ。私はむしろそちらの方が関心があ…

アルバニア 書籍「MEDALJET SHQIPRTARE」~「アルバニアのメダル」~

世の中にはけっこう勲章関係の本というのはあって、特にヨーロッパに多い。コレクションの参考書としても役に立つし、眺めていても結構おもしろいのでできるだけ入手するようにしている。 先週、楽しみにしていた本が届いた。「MEDALJET SHQIPRTARE」。 実は…

中国 華北解放紀念章(1950年)

今日8月1日は中国人民解放軍の創設記念日、「建軍節」なので、それに因んだモノを紹介する。 日本人には、意外に知られていないんだなと思ったことがあるのだが、中国で見かける赤地に星と「八一」マークの旗。あれは、軍旗である。8月1日の南昌蜂起を記…

日本 昭和10年健康優良児表彰メダル

そういえば、昔「健康優良児」という言葉があった。 体が大きくて運動能力に優れ、学力が高くて品行方正な子供が選ばれる・・・ということはたぶん自分にはほとんど縁のない世界の話だろうというくらいのイメージしかなかったが、昭和53年を最後に、この表彰事…

日本 警察功績章

国や企業、各種団体に表彰制度があるように、警察組織にも同様のものがある。「警察表彰規則」で8通りの表彰の形式が定められている。 最上位が「警察勲功章」で、以下「警察功労章」、「警察功績章」、「賞詞」、「賞状」、「賞誉」と続き、ここまでが警察…

中国 中越戦争紀念メダル(1979年)

朝鮮戦争、中印国境紛争、ソ連国境紛争、ベトナム戦争・・・と、中国は建国以来周辺国と数々の小競り合いを起こしてきたのだが、なかでも中越戦争は、中国側は大兵力を擁しながらベトナム軍相手に苦戦を強いられ、わずか1か月で退却を余儀なくされた。 今日の…

日本 参議院議員記章(旧版)

おおかたの予想どおり、民主党が議席を大きく減らした参議院。まあ問題は今後の国会がどうなるか、主導権を握るのはどこなのかというところだ。それにしても、ついこの前まで、二大政党制こそ望ましいんだという流れが合ったような気がするんだが、時代とい…

日本 福山市有功章

先週末、岡山に行ったついでに、周辺を観光することにした。 私は瀬戸内の海をこよなく愛しており、今回久しぶりあちこちを巡って、この狭苦しくも愛しい海の姿を堪能した。 公害もあったろう。環境破壊もあったろう。戦争による害も、ひとかたならぬものが…

日本 迷子札

「立てば這え、這えば歩めの親心」、とはいうものの、実際小さな子供が自由に行動できるようになってみると、危なくて目が離せない。子供自身の危険もさることながら、現代の住宅には様々な電子機器、精密機械がゴロゴロしているのであって、子供の好奇心の…

南アフリカ トランスヴァール・オレンジ自由州(併合記念?)バッジ

サッカーワールドカップ南アフリカ大会が開幕して1週間。予選リーグで日本代表チームは初戦のカメルーン戦に勝利し、どうせ3連敗して終わりだろ・・・という諦めムードを吹き飛ばした。 サッカーにはほとんど思い入れのない私だが、どうせやるならやはり勝っ…

日本 帝国水難救済会特別会員章

これまでに、明治時代に誕生した様々な団体のバッジを紹介してきたが、例えば、日本赤十字社、済生会、大日本武徳会、大日本農会、大日本蚕糸会、帝国飛行協会・・・まだまだある。これらの団体にほぼ共通しているのは、総裁を皇族が就任している(現在もそうな…

日本 (日露戦争)戦捷紀念 児玉源太郎バッジ

ゆるゆると読みかえしていた司馬遼太郎著「坂の上の雲」が、ようやく読み終わった。 学生時代に初めて読んだ頃よりは、私も日本の歴史について多少の知識が増え、自分なりの考えができてみると、この作品に対する印象が多少違ってきたのを感じた。だが、改め…

中国 熱河軍区司令部気象科バッジ

今日は当ブログの開設記念日。5歳の誕生日を迎えた。 偶然にも、6月1日は「徽章の日」。これはもう、天の采配としか思われない。 なぜ今日が徽章の日かというと、「気象の日」が今日だから、という理由らしい(実にイイカゲンだ)。 そんなわけで、せっかく…

日本 日本家畜商協会バッジ

宮崎県で猛威をふるっている口蹄疫。 連日大きく報道されているが、私もこのニュースから目が離せない。職場では新聞各紙で関連記事を読み、ネットではマスコミサイトを巡回、農水省や宮崎県の公式サイトも欠かさずチェックしている。 いや、別に仕事に直接…

日本 上士別村大正8年凱旋記念バッジ

おやキレイだなと目を惹かれたこのバッジ。鮮やかな青とピンクで描かれた桜の花が美しい。デザインよりも、七宝の美しさが魅力の一枚だ。 バッジの裏面を見てみると、「大正八年凱旋記念 上士別村」とある。 大正8年といえば、1919年。凱旋記念とは、ハテな…

書評:冨永民雄著「恋する骨董」 ~骨董業界論理ゴリ押しの一冊~

バッジとは直接関係のない話を書く。 今年のゴールデンウイークはゴロゴロと過ごし、ゴロゴロしながら買いためていた本を読んでいた。平和なゴールデンウイークを満喫した。 その中にあったのが、この本、冨永民雄著「恋する骨董」(日経プレミアシリーズ)…

日本 龍池会会員章

古いモノを入手する機会は、多くの場合ただ一度きり。その時見逃してしまったら、あとで後悔しても二度と同じモノを手にすることはできず、コレクターはその後果てしない後悔に悩むこととなる。この体験のないコレクターなど存在しないと断言してよい。 バッ…

日本 平安遷都千百年祭紀念メダル

今年は奈良で平城遷都千三百年祭が行われている。ナントみごとな平城京、平城遷都は西暦710年。 では、平安京の遷都はというと、鳴くよウグイス平安京。794年のことである。 明治維新後、首都機能を東京にとられた京都では、街の活性化を図るため、1894年(…

アルバニア スターリン生誕100周年記念バッジ

今日5月9日は、ロシアの独ソ戦戦勝65周年の記念日。ナチスドイツの侵略によって甚大な被害を被りつつ、一時はモスクワ手前まで攻め込まれながら撃退。逆にドイツになだれ込んだソ連赤軍は、ベルリンを陥落させ、1945年5月9日、ドイツは対ソ無条件降伏に…

ギリシア ギリシア共産党バッジ

ギリシア経済が危機に瀕している。EUは経済支援を決定する一方、ギリシアとしては厳しい歳出削減と増税をせざるを得なくなった。ユーロ圏にとって、爆弾はギリシアだけではない。スペイン、ポルトガルも危ない、というから恐ろしい話だ。 そんな中、アテネ…

北朝鮮 金正日バッジ

金正日が、4年ぶりの訪中を行ったという。丹東から大連に入り、その後北京に向かうと見られているそうだ。 後継者問題が注目される中、今回は中国首脳部への後継者のお披露目もあるのでは?という見方もあるようだが、さてどうだろう。 中国としては、国内的…

中国 上海一月革命勝利記念の毛沢東バッジ

万博で盛り上がる上海。好調な経済と中国人の旅行ブームを受けて、期間中は盛況が予想される。 この前NHKスペシャルでやっていた「上海 百年の物語」を録画で今日やっと見た。租界時代、日本占領下時代、解放後の政治的混乱の時代・・・今の上海の発展ぶりは…