徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

2012-01-01から1年間の記事一覧

日本 日本共産党50年党員章・永年党員章

先週15日、日本共産党が創立90周年記念日を迎えたというニュースを見た。そうか、1922年の創設だったっけ。日本共産党は、日本の政党の中ではもっとも古い歴史を持つ。もっとも、小選挙区制の導入や、基本政策の現実との乖離など、課題は山積で、党勢は右肩…

日本 明治のバッジ・五二会正会員徽章

19世紀から20世紀にかけて、世界中で博覧会ブームともいうべき現象が起きていた。博覧会では、文明の進歩を誇示するかのように、最新の文物が展示され、来場者の目を奪っていたのである。今ではオリンピックが世界最大のイベントとなったが、かつては万国博…

日本 明治のバッジ・明治講医会会員章

総じて明治時代の日本の徽章は、ツクリがおとなしい。小型でデザインは地味、彫りも浅いものが多い。パッと目をひく派手さはないものの、よく見ているとなかなか味わい深い作品もあって興味深い。 今日の一枚は、私の明治バッジコレクションから引っ張り出し…

日本 国民新党バッジ(党員章)

2009年の衆議院総選挙で大勝利を収め、歴史的な政権交代を成し遂げた民主党。選挙戦では、政策目標をマニフェストとして訴えた末の勝利であった。発表当時からすでに「こんなマニフェストが本当時実現できるのか」と私も内心疑問に思っていたのが、その疑問…

ソ連 スプートニク1号バッジ

最近、微妙に世間は宇宙ブームっぽい気がする。人工衛星はやぶさが惑星イトカワから帰還したり、国際宇宙ステーションの活躍が伝えられたり、日本での観測エリアとしては数百年ぶりの金環日食があったり。今日もロシアでソユーズ宇宙船が打ち上げられ、日本…

中国 2008北京オリンピックマスコットバッジ

気がつけば、ロンドンオリンピックまであと2週間を切った。今のところ全くオリンピック開幕ムードを感じられないが、まあ始まれば始まったでそれなりに盛り上がってはくるのだろう。 さて、オリンピックといえば、必ず登場するのがマスコットキャラクター。…

中国 雷鋒同志バッジ

そんな中国で、ちょっとした「最美現象」が流行っていると、テレビでやっていた。ちょっとした美談がマスコミやネットで大きく取り上げられているのだという。 大ケガを負いながら乗客を無事助けたバス運転手、子供を交通事故から救った教師、ホームレスの子…

中国 パンチェン・ラマ9世バッジ

チベットでダライ・ラマに次ぐ宗教的権威を持つのがパンチェン・ラマである。1959年、ダライ・ラマ14世は中国共産党支配に抵抗してインドへ脱出、亡命政府を樹立する一方、パンチェン・ラマ10世はチベットに留まる道を選んだ。 ダライ・ラマとパンチェン・ラ…

日本 オウム真理教「プルシャ」バッジ

あれほど世間を騒がせ、あらゆるメディアで報道されまくったオウム真理教による事件も、さすがに忘れられてきた。全国の交番に置かれていたオウム指名手配犯の顔写真入り全身像も、目にするたび「あれいつまで置いておくのかなあ」という感じで見ていた。「…

日本 放送文化賞受賞記念章(日本放送協会)

長年コレクターをやっていると、思わぬ形で珍品・逸品が手中に転がり込んでくることがある。それも、タダ同然といっていい価格で。 それはまったく天からの恵みとしかいいようのない幸運だが、よくよく考えてみれば、同程度かそれ以上の確率で名品・逸品を入…

日本 極真会館バッジ

極真会館バッジ、要は会員章であろう。 極真会館、正式名称は「国際空手道連盟 極真会館」。日本で最も有名な空手道の組織である。 なんでこんなバッジが私の手元にあるか記憶は定かではないんだが、一山いくらでバッジをまとめ買いした中に混じっていたので…

中国 青天白日勲章盗難事件、続報

2005年の「徽章の日」(6月1日)に偶然スタートした当ブログも、いつの間にか満7歳。気がついたら誕生日は昨日だったが、今後もよろしくお願いします。 先日の「青天白日勲章盗難事件」について続報があったので、一応紹介しておこう。 5月4日に盗難にあっ…

中国 台湾金門島で青天白日勲章盗難事件が発生

このゴールデンウイーク中にちょっと気になるニュースがあった。 去る5月4日夕方、台湾の金門島にある胡璉将軍紀念館で、ケース内に展示されていた胡璉将軍遺品の「青天白日勳章」がなくなっていることがわかった。監視カメラの映像から、中国大陸からの観…

エスペラント 第27回(1935)世界大会バッジ イタリア(ローマ)

1905年以来、毎年開催されているエスペラント世界大会。戦争による中断などもあったが、2012年の第97回大会はベトナムのハノイで開催されるという。 大会ごとにバッジが作られており、特に昔のモノは大変出来が良くてリッパ。今日はそんな一枚を紹介しよう。…

香港 エリザベス女王即位記念(1953)

イギリスのエリザベス女王が即位60年を迎え、昨日、記念式典が行われた。日本からも天皇皇后が午餐会に招待された。1953年、皇太子時代に女王の即位式にも参列した天皇にとっては、感慨深い訪英であったろう。 今日は、昔中国で買ってきた一品を紹介する。香…

日本 日本山岳会永年会員章

最近悲惨な事故が多いなあと思っていたら、今日、北アルプスで深刻な山岳事故が発生した。 私も、何年か前に知人が登山中の事故で亡くなったことを思い出してしまい、家族や周辺の人たちにはさぞショッキングな出来事だろうと思った。 私自身は山に全く関心…

日本 「自主憲法制定大阪府民会議」バッジ

2005年6月1日からスタートした当ブログ「徽章はバッジにしてピン」。なんでこんなタイトルにしてしまったんだか・・・と今さら変えるわけにも行かない意味不明なタイトルを後悔しながら細々と続けてきて、もうすぐ7年。今日やっと1000回目の投稿となる。ローペ…

日本 大谷婦人会「菫花有功章」

日本の仏教系のバッジ・メダルは数あれど、中でも際だって目をひくのが大谷婦人会のそれだ。会員数がよほど多いのか、それとも表彰事業に特に力を入れているのか、仏教系のメダルの中でもかなり目立つ存在である。 公式サイトによると、 「大谷婦人会は、明…

日本 ウルトラマン「科学特捜隊バッジ」

ウルトラセブンを見終わったので、本来の順序は逆だが、ウルトラマン(初代)をDVDで見ている。 これまたなんとも懐かしい・・・。 セブンと同様に、怪獣の形状や場面場面は覚えていても、やっぱりストーリーは全然覚えていなかった。まるで初めて作品を見る…

ルーマニア 国境警備有功章(多色七宝)

なんてことのないバッジと言ってしまえばそれまでだが、よくよく見ると・・・うーむ、これはなかなか・・・ ルーマニアのバッジで、銃を携えた兵士の様子からも大体わかるとおり、国境警備関係のモノ。社会主義国に共通して見られる意匠である。下のルーマニア語を…

ギニア? 初代大統領セク・トゥーレ?バッジ

久しぶりに、「この人は誰?」のネタ。 アフリカだと思うのだが、これは一体どこの国の誰なのだろう?褐色の肌で、トルコ帽のような被り物、民族衣装を身につけている。 ヒントになりそうなのが、バッジ上部の3色で、おそらくナショナルカラーなのだろう。…

日本 ウルトラ警備隊バッジ(ウルトラセブン)

最近、DVDでウルトラセブンを見ている。なつかしい・・・デジタルリマスター版らしく、画面ノイズも少なくてきれい。意外なくらい古さを感じないのであった。 ウルトラセブンは好きだった。特に独特の雰囲気を持つ怪獣や宇宙人たちが。 1967年の作品なので、…

ベルギー レオポルド1世勲章(ナイト級)

世界の徽章を紹介し、徽章文化を考察しようというのが本来のこのブログの趣旨。でも運営者の私もつい忘れがちで、気がつけば知人から「おまえのブログに出てくるのはコミュニストモノか、コミュニストカントリーばっかり」などと言われてしまうアリサマ。別…

アメリカ ギリシャ文字クラブバッジ「KKK」

アメリカの大学にある学生結社。フラタニティ(fraternity)、あるいはソロリティ(sorority)である。クラブ名にギリシャ文字の頭文字がつけられていることが多いため、「ギリシャ文字クラブ」とも呼ばれる。 なぜか秘密結社的雰囲気が濃厚で、クラブ名にギ…

日本 都市交通労働組合バッジ

連日橋本大阪市長の動向がメディアの注目を集めている。こんなに注目される市長さんが他にいるだろうか。一足飛びに、将来の首相候補、なんて目されてもいるようだ。 特に大阪のような大都市圏の行政には、予算規模が大きいだけに、確かに多くの無駄が累積し…

日本 国立科学博物館バッジ

先日、久しぶりに上野の国立科学博物館へ行ってきた。子供の頃から何度となく行ったなじみの場所だが、リニューアル以降はほとんど行ったことがなく、ちょっと新鮮な気持ちで見学した。 新館(地球館)はもとより、旧館(日本館)も展示場所やディスプレイが…

日本 大日本山林会 特別会員章

かつては日本の主力産業であった農・林・水産業には、明治以降全国組織が結成され、各部門の維持発展のための活動が展開されてきた。 それぞれ、大日本農会、大日本山林会、大日本水産会であり、現在も公益法人として健在である。いずれも明治14~15年に…

中国 「武運長久」日本軍人へ贈呈されたバッジ

名古屋市長の南京大虐殺否定発言が、注目されている。南京事件、まあ大虐殺でもいいけど、このことについては、2010年、すでに日中歴史共同研究で両国の研究者による報告がなされている。 ところが河村市長の発言の場合は、そうした学術的論議について云々す…

製作国不明 LEA(エスペラントバッジ)

インフルエンザのピークは過ぎた、というニュースを聞いて、まあ今年も予防注射はしていたから無事乗り切ったなと思っていたら、やられた。悪寒戦慄、津痛発熱、で土曜の晩はうなされた。 それでも、処方してもらったタミフルのおかげか、予防注射のおかげか…

日本 クラブ・ガストロノミック・プロスペールモンタニェ会員章

「クラブ・ガストロノミック・プロスペールモンタニェ(LE CLUB GASTORONOMIQUE PROSPER MONTAGNE)」と聞いてピンと来る人はおそらく少数派で、もちろん私にはなんのことやらサッパリわからぬ。 ネットで調べてみると、ちゃんと日本支部の公式サイトがあっ…